【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】ミカエル・ケルラリオス
【性別】男性
【身長・体重】169cm・59kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷C 魔力B 幸運D 宝具C
【クラス別スキル】
陣地作成:C-
魔術師にとって有利な陣地を作成する技能。
洗礼詠唱により、簡易的な聖域を形成することが出来る。
洗礼聖別済みの土地ではその効果を強化するが、
コンスタンディヌーポリ総主教に代表される東方正教の聖別でなければ強化対象とはならない。
【固有スキル】
反骨の相:B
権威や教義に囚われない、改革と不遜の破門者としての性質。
同ランクの「
カリスマ」を無効化する他、
「
信仰の加護」がもたらすステータス強化をも無効化する。
洗礼詠唱:D(B)
正教流に形式を変化させた魔術。霊体に対して絶大な効果を及ぼす。
破門によってその威力は大きく減少しているが、トルコやギリシアで召喚された場合はランクアップ。
大言壮語:A
すぐに意固地になり、後先を考えない軽率な発言をしやすい性格。
知能指数が自分よりも低い相手に対しては扇動として機能するが、
その逆の場合は、自信喪失や精神的萎縮、またさらなる軽挙にも繋がることとなる
マイナススキル。
【宝具】
『無理解広めし永遠の断絶(アナトリース・ディーシス)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
東西教会の相互破門を招き、教会の東西分裂を決定づけた彼の“功績”に因む宝具。
自身が相手の持つ宝具や能力によって何らかの要素や属性を付加された場合、
それを相手にそのまま“バッドステータス”として反射付加する。
その要素が相手にどのような効果をもたらすものでも“バッドステータス”として計上される。
【解説】
ビザンツ帝国マケドニア朝末期の、正教会コンスタンディヌーポリ総主教。ミハイル一世キルラリオスとも表記される。
西方教会と東方教会の間に存在する文化的隔たりや相互無理解からくる対立問題を
最終的に互いに破門しあう結果へと着地させたことで史に名を刻んでいる。
コンスタンディヌーポリの名家に生まれ、文官としての英達は約束されていたミカエルは、
時の皇帝ミカエル四世の失脚計画に加担するも、それが失敗に終わったことで僧侶として生きることを余儀なくされる。
だがそこでも頭角を現し、ミカエル四世の三代後の皇帝、コンスタンティノス九世からコンスタンディヌーポリ大主教に指名される。
我が強いが職務には忠実であったミカエルは、自身の地位の制約の多さから西方教会に不信感を抱くようになり、
それが西方教会の長たるレオ九世の誤解をも招いたことで事態は急速に悪化。
レオ九世としては
ロベール・ギスカールなどのノルマン人への備えとして分裂だけは避けたかったのだが、
ミカエルは邪推によって西方側からの使者にも猜疑を以て接し、その結果ミカエルは破門を宣告され(使者の独断ともされる)、
西方側もそれから数時間後にミカエルによって破門された。
(大主教を破門されたコンスタンディヌーポリ住民(おそらく自身を含む)の溜飲を下げるためと見られる)。
使者団派遣中にレオ九世がノルマン軍の虜囚となって死去したため、これにて東西分裂は決定的となった。
その後のミカエルはと言うと、コンスタンティノスよりさらに後の皇帝イサキオス一世の代になると、
彼が推し進める性急な改革によって減収を余儀なくされ、逮捕されたのちにその地位を剥奪され、失意のうちに死去。
皇帝イサキオスのほうも、ミカエル逮捕によって諸侯やコンスタンディヌーポリ住民の信を失い、結果マケドニア朝ごと壮絶な共倒れを遂げた。
最終更新:2016年10月08日 22:13