【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】オリュンピアス
【性別】女
【身長・体重】159cm・47kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B+ 魔力A 幸運D 宝具C+
【クラス別スキル】
陣地作成:C
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
儀式の為の”祭壇”の形成が可能。
道具作成:C
魔術的な道具を作成する技能。
主に儀式の為の祭具を作成する。
狂化:A+
パラメーターをランクアップさせるが、理性の大半を奪われる。
宝具の発動によって破格のランクを誇る。
【固有スキル】
二重召喚:C
アサシンとバーサーカー、両方のクラス別スキルを獲得して現界する。
極一部のサーヴァントのみが持つ希少特性。
使い魔(蛇):C
蛇を使い魔として使役できる。
使役する蛇は
ディオニュソス神の眷属の末端であり、相応の神秘を宿す。
カリスマ:C
王族としての威圧を示す。
キャスターは自身の殺害の為に現れた軍隊に対し、ある時は演説によって逆に味方に取り入れ、
ある時は堂々たる威厳のみで退散させたと、史実に残されている。
【宝具】
『激動の蛇王妃(バッカイ・ミュルタレ)』
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:30人
狂気を尊ぶ神ディオニュソスを祭る密儀。
正確には、その儀式によって得られる忘我の境地。
キャスターは他のどの信者よりもこの境地を激しく求め、荒々しく神懸かりへ陥ったという。
儀式が中断されることなく完遂された暁には、キャスターは狂気の英霊へと変貌し、
伝承に謳われる『バッコスの信女』としての力を得る。
また、この密儀に参加した者は、同様の狂気が自動的に伝染させられる。
【Weapon】
『無銘・短剣』
夫フィリッポス王を暗殺に使用され、キャスターがアポロン神に奉納した短剣。
【解説】
アルゲアス朝マケドニア王国の王妃。B.C.375年生誕。B.C.316年没。
稀代の名君である軍政王フィリッポス2世の4番目の妃として、王女クレオパトラと
後に大王となるアレクサンドロスを生み、彼の大王の人格形成に密接に関わったという。
英雄アキレウスとトロイア王家の血統を継いでいるというエペイロス・モロッソイ族の王女として生まれ、
10代前半の頃にディオニュソス信仰者となり、その時にフィリッポスと出会い、結婚した。
アレクサンドロスが王となり、東方遠征へ発った後はマケドニア本国でプロスタシアという要職に就いて
宗教・内政・財政を担当しながら、遥か遠方の大王と書簡のやり取りをしていた。
こうした息子への接し方は執着的であったが、大王もまた母を愛していたことは書簡の内容から間違いない。
大王の死後、オリュンピアスは「後継者戦争」に置ける生き残りをかけて、権力争いの中を逞しく駆け巡るが、
最終的にカッサンドロスの部下によって殺害され、更に悪評を広められた。
確かにオリュンピアスは苛烈な性格であり、多くの大臣・将軍とも不仲で、
夫フィリッポスの暗殺の黒幕説まで囁かれ、稀代の悪女としてのイメージが今日まで残っているが、
これらは死後に流布した風評被害的なものも多く含まれる。
例えば、オリュピアスが敵対者の一族と支持者100人以上を虐殺したことにより、民衆は彼女を憎んだというが、
敵対者の大量虐殺などは他の「後継者戦争」参加者も当然行っていたので、彼女の残虐さは特筆に当たらない。
【コメント】
パラメーターは宝具発動で狂化した後の表記。素の状態では筋E耐E敏E魔B幸D。
なお、『バッコスの信女』のスペックは
①恐ろしく凶暴化、②素手で牛や人を解体する怪力、③足が地に触れぬ程の鳥の如き俊足、
④火傷しない、⑤武器でも傷つけられない、……なんだこいつら。
密儀はただ発狂するだけじゃなく、予知とか幸運ブーストとか色々なことも出来る。
「二重召喚」が蝉よりランク低いのは、バーサーカーとしての力は宝具発動後のみという縛りがある為。
適正クラスはキャスター・バーサーカー・アサシン。
最終更新:2016年12月25日 21:22