サルダナパロス

【元ネタ】史実など
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】アッシュールバニパル
【性別】男性
【身長・体重】160cm・43kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運B 宝具A++
【クラス別スキル】
対魔力:D
 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

騎乗:A+
 騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。
 ただし、竜種は該当しない。

【固有スキル】
変装:D
 女装伝説。
 真名看破の確率をそれなりに低減させる。

神授の叡智:A+
 知恵の神から授けられた見識。
 ランクを上回る秘匿がなされていない限り、一瞥しただけで本質を見抜くことができる。
 このスキルによりライダーは如何なる文字も読み書きが可能。

カリスマ:B
 軍団を指揮する天性の才能。
 カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。

透化:B
 無感動な精神。
 精神面への干渉を無効化する精神防御。

【宝具】
『王の文殿(ライブラリ・オブ・ニネヴェ)』
ランク:E~A++ 種別:対人宝具 レンジ:-
 アッシュールバニパルの図書館。過去の大書庫から任意の本を取り出せる。
 文字や知恵の神の加護を受けたライダーは、それによって“言霊の実体化”が可能であり、
 様々な記述の具現化を行える。
 ただし、再現したモノは効力を発揮した時点で掻き消え、また人物に助力を乞うには交渉が必要。
 その性質は単に具現化というより投影魔術に近い。
 多くの書籍の所有と、それを使いこなす賢明さを必要とする宝具。

 ――なお、アッシュールバニパルの図書館は言うまでもなく最古級の王立文庫であるが、
 世界最古の体系的文庫は往昔のエブラに存在したとされる。

『滅び去れり恐帝(ラ・モール・ド・サルダナパール)』
ランク:D 種別:対軍宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:100人
 ライダーの現界継続が不可能になった時点で発動。残存魔力の全てを炎に変換して周囲を焼く。
 サルダナパロス王がその末期に全ての財を破壊し焼死したという逸話の具現。
 ただし、何故か本だけは焼けないという。

【Weapon】
『獅子狩り戦車』
 図書館から呼ばれた幻獣に牽かれる、古代アッシリア仕様二頭立てチャリオット。
 騎乗槍や弓矢を主武装として備える。

『万有図書館』
 アッカド語・シュメール語以下あらゆるテキストを収蔵する世界文書館(ボルヘス)。
 『エヌマエリシュ』や『ギルガメシュ叙事詩』といった古い神話を具現化の切り札として備えるが、
 しかし書庫の奥深くにはさらに古い大洪水以前のテキストが眠るという。
 その全容は持ち主ですら把握しきれていない。

【解説】
 新アッシリア帝国の王アッシュール・バニ・アプリ
 オリエント世界を股にかけた世界帝国に君臨した紀元前7世紀の大王。衒学王。
 歴代の王の中で最も教養厚く、それを誇り、知恵の神であるナブーやアダパからの教授を称した。
 獅子狩りのレリーフでも知られるが、その図の中ですら彼は葦のペンを帯びている。
 そのアッシュールバニパルが帝都ニネヴェにはじめたという図書館は、
 古代オリエントの叡智の集大成として、古代の叡智を今に残す重大な遺跡として広く知られており、
 古い伝説によれば、アレクサンドリア図書館の計画は
 アレクサンドロス大王がニネヴェの図書館に触発されて始めたという。
 文芸に秀でただけではなく、追い詰められて自殺したエラムの僭主テウマンの首を誇示したり、
 敗北させた王を首輪でつないで犬小屋に住まわした(かもしれない)などアッシリアの君主らしい残虐性も示した。
 またアッシリア史上最後の征服者にしてアッシリア史上最大版図の支配者として、
 サルダナパロス(ギリシャにおける伝説上のアッシリア最後の王)とは慣例的に同一視された。
 その人気と知名度はアッシリアの諸王の中でも随一である。

 本好きで無表情でサディストな男の娘という趣味に走ったサーヴァント。
 浩瀚なるを良しとし、知的優位に立てないとキレる。
最終更新:2017年01月23日 19:49