【元ネタ】ラーマーヤナ
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】ヴァーリン
【性別】男性
【身長・体重】170cm・79kg
【属性】混沌・狂
【ステータス】筋力A 耐久C 敏捷A+ 魔力D 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
狂化:C
魔力と幸運を除いたパラメーターをランクアップさせるが、
言語能力を失い、複雑な思考が出来なくなる。
【固有スキル】
神性:B
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
雷神
インドラの息子の半神半猿である。
牟尼の呪詛:B
インド神話に置ける仙者から由来する呪い。
バーサーカーの場合、僧侶・仙者などの修行者の隠棲場に足を踏み入れると直ちに絶命する。
このスキルは外せない。
嫌疑の呪い:A+
生前の行状から受け継いだ呪い。一度疑ったが最後、死の直前まで対象を信頼することはない。
ただの生まれつきの性格なのだが、その執拗な疑念心は自身を蝕む呪いの領域である。
ただし、現在はクラス能力により狂化している為、幸いなことに疑う理性すらも消失している。
飛翔:A
インド神話の猿種(ヴァナラ)が備える飛行能力。
非常な長時間を飛行することが可能だが、飛行時間に比例して魔力消費は増大していく。
【宝具】
『雷霆王の王権(スヴァルガパティ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:1人
父である雷神インドラより授かった黄金の冠。
この王冠は天上のインドラ神と通じており、バーサーカーの感情の昂ぶりに応じて
紫電がバーサーカーの肉体を包み、パラメーターを飛躍的に向上させる。
この紫電はAランク相当の「
魔力放出(雷)」スキルとして活用可能。
また、王冠は魔力貯蔵の機能も有しており、余程の連戦でなければ
バーサーカーとそのマスターの魔力が枯渇することはない。
……が、激情に駆られた弾みで、これを外してから戦闘に入ることも少なくない。
【解説】
ラーマーヤナに登場する猿種(ヴァナラ)。雷猿王ヴァーリン。
猿種の王妃と雷神インドラの間の息子で、英雄ラーマを助ける為に誕生した半神なのだが、
ラーマには初対面で敵として倒されて絶命する。
かつてヴァーリンはマーヤーヴィンという阿修羅に挑戦されて都城を飛び出し、
阿修羅が逃げ込んだ洞窟に入り、弟
スグリーヴァを洞窟の入り口で待機させた。
一年経ってもヴァーリンは帰ってこず、更に洞窟内から血が流れた為、
弟は兄が死んだと思い、洞窟を塞いで都城へ帰還し、大臣達に懇願されて王位に着いた。
しかしヴァーリンは生きており、都城で王位に着いている弟を見ると激怒し、妻を奪って追放した。
その後、スグリーヴァは英雄ラーマを味方に付けて都城へ戻り、
猿兄弟が大格闘をしている間にラーマはヴァーリンを矢で討ち取った。
倒れたヴァーリンは暗殺じみたラーマの行いを非難したが、逆にラーマに説教されて改心し、
弟への猜疑心を捨て、王子
アンガダへ遺言を告げ、息絶えた。
尚、ヴァーリンの死後、その王妃であるターラーは弟に娶られたが、このターラーは、
一部書籍ではヴァーリンを不意打ちしたラーマを罵って「離別の呪い」をかけたと記されている。
しかし原典に置いてはターラーはヴァーリンの死を激しく嘆いたものの、
ラーマに対して恨みを持つことはなかった。
原典に置いてラーマ(ヴィシュヌ)に「離別の呪い」をかけたのは、ブリグ聖仙である。
……聖仙アガスティヤが語ったところによると、実はヴァーリンは過去に羅刹王ラーヴァナを圧倒し、
敗北した羅刹王はこの猿王に懇願して義兄弟の契りを結んでいたという。
ラーマに奇襲されるまでは羅刹王を初めとした強敵達にも圧勝しており、非常に強力な王であった。
【コメント】
パラメーターは狂化する前の表記。宝具発動すれば更に向上する。宝具は大体こじつけ。
ラーヴァナを倒した時の経緯は、
①ラーヴァナがこっそりヴァーリンを不意打ちしようとする。
②ヴァーリンがそれに気づいて逆に不意打ちする。
③ヴァーリンがラーヴァナを抱えたまま長時間飛行、ラーヴァナは反撃出来ないまま敗北。
という流れなので、正面対決ならばラーヴァナも神々の武器とか使って
もうちょい善戦か勝つことも出来たんじゃないかなぁとフォローしておく。
適正クラスは、もう狂気の域にある懐疑心と、恐ろしく激情的な性格からバーサーカー。
最終更新:2017年03月22日 21:18