ラバン・ガマリエル一世

【元ネタ】史実、キリスト教
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】ラバン・ガマリエル一世
【性別】男性
【身長・体重】172cm・58kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷C 魔力B 幸運D 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

【固有スキル】
聖人:C(B)
 聖人として認定された者であることを表す。
 本人の拒絶によりランクダウン。
 聖人の能力はサーヴァントとして召喚された時に
 "秘蹟の効果上昇"、"HP自動回復"、"カリスマを1ランクアップ"、"聖骸布の作成が可能"から、
 ひとつ選択される。

逆境の星:A
 劣勢に燃え上がる正義の心。
 形勢不利な状況において自らの能力を向上させる。
 シャンマイ派の隆盛期にあってなお“最も尊敬を集めるラビ”であった彼の根性を表す。

【宝具】
『偽伝経函(ゴスペル・オブ・ガマリエル)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:2~4 最大捕捉:一人、30人
 死の間際にキリスト教へ改宗した、聖ガマリエルの棺桶。
 表面には外典『ガマリエルによる福音』の内容がこれみよがしに記されている。
 所有者と戦闘を行うものを“神に対して戦う者”と定義することで、
 十字架の威光(光の杭)を繰り出したり、味方に守護の恩寵(結界)を与えることができる聖遺物。

【Weapon】
『聖ガマリエルの棺桶』
 一体いかなる概念の影響か、マジカルパイルバンカーに変貌している。
 完全に幻想で構成された聖遺物であり、
 また完全にキリスト教の概念に依って立つモノのため、
 ユダヤ系の対異端術式には(棺桶だけが)まず間違いなく引っかかることだろう。

【解説】
 七人のナーシーに与えられたラビ(教師)の上位称号・ラバン(我らが師)をはじめて受けた律法学者。
 シャンマイの死後サンヘドリンの議長(ナーシー)となったヒレルの孫。
 使徒パウロの師として有名。
 改宗前のパウロの苛烈さに反して使徒行伝の彼はキリスト教に対し中立的穏健派の立場を取り、
 サンヘドリンを諌めて使徒たちの命を助けている。
 その言及からカトリックの伝統において列聖されているが、
 ユダヤ人の資料には彼がキリスト教に転向した痕跡などないという。
 カトリックの主張によれば5世紀のエルサレムで聖ステファノと共に墓が発見され、
 彼の遺骸はピサに移されたとか。
 しかしユダヤ教でもその偉大さを讃えられながらも
 業績やヒレル派の伝統の継承という点において
 ヨハナン・ベン・ザッカイの影に隠れていることは否めない。
 おそらくはシャンマイ派に記録されたためであろうが、
 タルムードには彼の教えについての記述が少ないのである。
 また上記の通りファリサイ派=ラビ・ユダヤ教=タルムードではナーシーとされるが、
 実際にその地位にいたかについても議論がある。
 そのうえ発言の多くが誤ってガマリエル二世(彼の孫)に帰されているらしく、
 いろいろと不憫な人である。
最終更新:2017年03月22日 21:42