【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】アレックス・デュマ
【性別】男性
【身長・体重】183cm・88kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷B 魔力E 幸運E 宝具C+
【クラス別スキル】
対魔力:C
詠唱が二節以下の魔術を無効化する。大魔術・儀礼呪法のような大掛かりなものは防げない。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
カリスマ:C
軍団を指揮する天性の才能、カリスマ性の高さ。
兵士たちからの支持は絶大だが、高潔さから上官に嫌われる事もある。
天性の肉体:C
生まれながらに生物として完全な肉体を持つ。
このスキルの所有者は、常に筋力がランクアップしているものとして扱われる。
ヘラクレスに擬えられた、完璧な肉体美と膂力の持ち主。その怪力を示す伝説には現実的ではないものも多い。
射撃:B
銃器による早撃ち、曲撃ちを含めた射撃全般の技術。
敵が銃を構えた瞬間、その銃身を撃ち抜くほどの腕前。
鋼鉄の決意:EX
共和主義への強い信奉がスキルとなったもの――だと思われる。
発動中は痛覚の完全遮断、超人的な心身の獲得に加え、勇猛スキル、冷静沈着スキルの効果を得る。
セイバー自身はこのスキルの存在に強い違和感を感じており、発動する度に別の英霊に精神と霊基を侵食されている気がするらしい。
【宝具】
『革命の黒い悪魔(レ・ディアブル・ノアー)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
共和制に身命を捧げ、それに対抗する者に立ち向かった彼の生涯と、その異名が昇華された宝具。
君主制の統治を善しとする者と戦闘する際、セイバーはHPの自動回復と被ダメージの削減効果を獲得する。
共和制の敵と相対する時、彼は
ホラティウス・コクレスに比肩する守り手となり、敵の進軍を阻む。
『死天・射殺す百頭(ナインライブズ)』
ランク:C+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:9人
度々ヘラクレスに擬えられた肉体、モスクに騎兵として突入した際『死の天使』と敵に恐れられた武勇、
その功績を『ヒドラ退治』とナポレオンに激賞された逸話が昇華された宝具。
敵陣に突進しながら繰り出す超高速の九連斬撃。
最初の一撃のみ任意で標的を指定し、残りの攻撃回数はランダムでレンジ内の標的に振り分けられる。
また、斬撃1回ごとに低確率ながら即死判定が発生する。
【Weapon】
『サーベル』
ショーテルやシャムシールといった湾曲刀をモデルに作られたと言われる刀剣。
【解説】
フランス革命戦争における将軍の一人。『モンテ・クリスト伯』の作者アレクサンドル・デュマ・ペールの父。
名はトマ=アレクサンドル・デュマ(本人は用いなかったが)とも。
優雅な振る舞いと荒ぶる戦士の両面を持ち、弱者を庇護し悪人に憤る共和主義の信奉者。
当時フランス領土だったハイチで、フランス人の父と黒人奴隷の母との間に生まれる。
父の支援で高等教育を受けたデュマは、パリきっての伊達男として鳴らすようになったが、
一方で人種差別に苦しむことも多かった。
やがて父と不和となると軍に入り、膂力と剣術で頭角を現す。
革命の動乱の中で国王軍から革命軍へと転じた後は、
ヘラクレスに擬えられるほどの膂力と高等教育で培った官僚としての能力で出世を重ねる。
革命政府による人種差別の撤廃などもあり、未来には多くの希望があった。
その希望を断ったのは後の皇帝ナポレオンとの不仲である。
共和思想を強く信奉するデュマと野心家ナポレオンの関係は水と油であり、エジプト遠征で決定的な破局を迎える。
結果、デュマはフランスに帰国させられたが、
その途上でナポリ王国に囚えられ、二年に及ぶ過酷な虜囚生活を送っている間に
ナポレオンはフランスの支配者となっていた。
黒人差別もナポレオンの手で復活させられたフランスにあって、デュマの未来は暗澹たるものとなった。
ナポレオンはデュマの軍隊への復帰嘆願を無視し、さらにデュマの死後、その妻子に対する支援も行わず困窮に追いやった。
一方でデュマは良き人、良き父であり続け、息子に慕われた。
息子の
大デュマの作品の中には、父の逸話を拝借したエピソードや
ジョルジュ、
エドモン・ダンテスなど彼をモデルとしたキャラクターが度々登場する。
最終更新:2017年03月26日 17:34