【元ネタ】
アーサー王伝説 マビノギオン
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】ユーウェイン
【性別】男性
【身長・体重】179cm・72kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷D 魔力B 幸運B 宝具C
【クラス別スキル】
陣地作成:A
自らに有利な陣地を作り上げる。
宝具により、敵味方を問わず『グウィズブイル』のルールで縛り上げる。
道具作成:-
宝具と引き換えに道具作成スキルは失われている。
【固有スキル】
隠形の指輪:A
妻より渡された姿隠しの指輪。
身につけているだけでAC+20。さらに魔力を込めることで装備者の透明化が可能になる。
曰く、この指輪を持つ者は、真の愛を持っている限り負けることはなく、血を流すことも無いとか。
動物会話:B
言葉を持たない動物との意思疎通が可能。
宝具と組み合わせることでカラスの軍団の指揮が行える。
軍略:C
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
【宝具】
『烏と人の盤上戦争(グウィズブイル・ウランケス)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:50 最大捕捉:300人
アーサー王との対戦に使用した『グウィズブイル』のゲーム盤。『ロナブイの夢』に登場する。
金製の駒を銀製の盤上に配置する事で、軍勢に匹敵する力を持つ300羽のカラスを召喚。
駒を盤上で動かすことでカラスの集団も移動し、戦闘を行う。
また、戦闘に参加する敵味方に対応する駒も盤上に出現し、彼らの動きはゲームのルールによって制限される。
ちなみに『グウィズブイル』は現代ではチェスを意味する言葉となっている。
つまりユーウェイン卿はチェスで戦う騎士だったんだよ!
【Weapon】
『白獅子』
かつて彼と共に戦ってくれた獅子。『獅子の騎士』という異名の由来。
だが、キャスターのクラスで召喚されたユーウェイン卿は獅子を連れることはない。
『マビノギオン』において、獅子はディ・トラウスとの戦いの後、姿を消したからだ。
『三百本の剣』
ディ・トラウスとの戦いの後『三百羽のカラスの軍団』と共に継承した剣。
【解説】
アーサー王麾下の
円卓の騎士。ウリエンス王の子。白き獅子を連れて活躍したことから『獅子の騎士』の異名を取る。
モデルとなった歴史上の人物は、レゲッドの王ウリエンの息子でイングランド軍を打ち破ったオワイン王。
彼が主役となるエピソードは(作者によって差異はあるが)おおよそ以下のようなもの。
森の魔法の泉の話を聞いたユーウェインは、その地で泉を守っていた騎士を破る。
その後、未亡人となった泉の騎士の妻に一目惚れしたユーウェインは、彼女の侍女(あるいは妹)の助けを借りて、
結婚することに成功するが、ガウェイン(またはアーサー王の一行)と共に旅立つ際に約束した
「一年以内には戻ってくる」という言葉を守らなかったため、離婚を宣言されてしまう。
その後、半狂乱となって宮廷を飛び出したユーウェインは、
正気を取り戻した後、遍歴の騎士として旅を続け、数々の武勲を挙げる。
この途上で大蛇に襲われる白い獅子を助け、お供に従えるようになったことから『獅子の騎士』と呼ばれるようになる。
やがて離婚したことで領国と泉を守る騎士を失っていた元妻は、
侍女の進言によって名高い『獅子の騎士』を新たな夫に迎えようと決断する。
かくて招かれたユーウェインは妻に正体を明かし再婚。物語は大団円を迎えた
『マビノギオン』によれば、ベイドン山の戦いの頃、
ユーウェインはアーサー王と『グウィズブイル(グウィズウィズとも表記される)』で対戦した。
対戦中、ユーウェインの烏の軍勢がアーサー王の軍勢に襲われ、
三度止めるように願い出たユーウェインをアーサー王は黙殺し「駒を進めよ」と言うばかりだった。
この対応を受けてユーウェインは烏達に反撃させ、アーサー王の配下の騎士たちを殺戮。
慌ててアーサー王が「止めてくれ」と言っても二度まで「駒を進めてください」と言い返した。
最終的にユーウェインが駒を破壊し軍旗を下ろして戦いを止めさせたが、
これは盤上の戦いが現実の戦いにも対応していたということを示すものかもしれない。
だとすれば、ユーウェインがアーサー王の下を離反したことを示す逸話なのかもしれない。
最終更新:2017年08月13日 07:15