アルミーダ

【元ネタ】解放されたエルサレム
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】アルミーダ
【性別】女性
【身長・体重】159cm・42kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷D 魔力A 幸運C 宝具EX
【クラス別スキル】
陣地作成:A+
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 具体的な材料を集めることで、“魔城”を形成することが可能(宝具とは別物)。

道具作成:B
 魔力を帯びた器具を作成できる。
 主に魅了の為の魔道具の製作を専門とする。

【固有スキル】
諜報:A
 このスキルは気配を遮断するのではなく、気配そのものを敵対者だと感じさせない。
 親しい隣人、無害な石ころ、最愛の人間などと勘違いさせる。
 ただし直接的な攻撃に出た瞬間、このスキルは効果を失う。

フェロモン:A+
 動物の体内から分泌・放出され、同種の他個体の行動や生理状態に影響を与える物質の総称。
 A+ともなれば傾国の美女の領域であり、洗脳宝具にも匹敵する効果を生む。
 魅了された男達はキャスターの意思も超えて勝手にトラブルを巻き起こすので注意が必要。

【宝具】
『甘き愛の帝国(ダモーレ・アル・ドルチェ・インペロ)』
ランク:EX 種別:対恋人宝具 レンジ:100 最大捕捉:1人
 騎士リナルドを虜囚とした“愛の宮殿”。
 キャスターが誰か1人を愛することで発動条件が満たされる固有結界。
 これに囚われた「愛された者」は、問答無用でキャスターに骨抜きになり、
 そして二人は永遠に甘く爛れた愛の生活を送ることになる。
 恋人との生活を誰にも邪魔されない為に、その土地で最も見つかり辛い場所に
 結界が保持され続け、抑止力からも排斥されない。
 発見さえしてしまえば、外部から宮殿を破壊したり、囚われ人を正気に戻すことは
 困難ではあるが不可能ではない。
 ―――ランク規格外は、性能ではなくキャスターの愛の重さが評価されてのことである。

【解説】
16世紀イタリアの詩人タッソの英雄叙事詩「解放されたエルサレム」のヒロインの1人。
呪術師であるダマスカス領主の姪にして弟子で、魔術は師を凌駕する天才にして、絶世の金髪美女。
ムスリム勢の1人として十字軍の力を削ぐ為に騎士達を騙し、大勢を戦場から連れて行った。
その美貌の力は凄まじく、魔術を使ってる様子は殆ど無いにも関わらず、騎士達はアルミーダに
狂わんばかりに魅了され、勝手に仲間割れを起こしたりした。
アルミーダは10人だけ連れていくと言ったが、それ以外の騎士もゾロゾロと軍を抜けていった。
アルミーダは騎士達を自分の魔城に閉じ込めて魔術的に支配し、ムスリム兵にしようとしたが、
主人公の1人である美少年騎士リナルドによってこの騎士達は解放される。
アルミーダはリナルドを恨んで復讐しようとしたが、リナルドの寝顔を見た途端、
何と逆に恋に墜ちてしまい、この少年を所有する孤島へ攫い、魔術の力で骨抜きにした。
しかし、反魔術師の助力を得た騎士達が救いにやってきたことでリナルドは正気に戻って島から脱出し、
アルミーダは愛しさ余って憎さ百倍、リナルドを殺そうと画策するが、結局失敗した。
ムスリム勢は敗北し、アルミーダはリナルドの前に現れていっそ自分を殺すように懇願したが、
未だにこの美女を憎からず思うリナルドは、アルミーダをキリスト教に改宗するよう説得し、
アルミーダはこれを受け入れて物語は終わる。
一見するとハッピーエンドだが、地の文(恐らくジュリニアーニ筆)では
この二人は結ばれないことが示唆されている。
リナルドへのベタ惚れぶりも凄まじく、召使になるから宮殿に留まって欲しいとまで懇願しており、
地の文では「恋に墜ちた魔女はただの女になってしまう」と語られている。

【コメント】
普通にすげぇ魅力的なキャラだと思った。何気におねショタ。
『甘き愛の帝国』は虜囚に対しての洗脳力はA+、外部勢力にとっての攻略難易度はB+といったところ。
用意された魔物や妖精などが侵入者を排除する。宮殿と書いたが、その周辺の島部分までが結界。
適正クラスはキャスターのみだが、マタハリもアサシンになれるならアサシンにもなれるかも。
最終更新:2017年11月05日 17:28