高坂甚内

【元ネタ】史実 江戸
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】高坂甚内
【性別】男性
【身長・体重】165cm・53kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷A 魔力C 幸運D 宝具D
【クラス別スキル】
気配遮断:A
 サーヴァントとしての気配を絶つ。完全に気配を絶てば発見することは不可能に近い。
 ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。

【固有スキル】
忍術:A
 忍者たちが使用する諜報技術、戦闘術、窃盗術、拷問術などの総称。
 各流派によって系統が異なる。高坂甚内の場合、甲賀流となる。

魔術医療:C++
 瘧(マラリア)治癒に利益のある神として祀られた逸話から、魔術的な治療能力を保有する。
 病魔としての側面があるものに対して効果が増強され、特にそれがマラリアに関連するものであれば如何なるものでも治癒可能。
 ただし、自身に対しては発動不可。

第五勢:C
 宮本武蔵の弟子であったという逸話から、武蔵が保有するスキルを高坂甚内も保有する。
 敵の弱点を探り、見極めたならば相手が気付く前に迅速かつ大胆に押し切ってしまえ、という姿勢の現れ。

【宝具】
『逃げ弾正の教え(にげだんじょうのおしえ)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:0~30 最大捕捉:1人(自身)
 父・高坂昌信から教わった軍略や甲賀流忍術を転用した逃亡術。
 戦闘行為を強制終了させ、自身を任意の地点に移動させる。この際、相手の追跡行為は必ず不成功となる。
 ただし、自身が病魔に由来するバッドステータスを受けている場合、この宝具は発動できない。
 徳川の追っ手を相手に十年以上逃げ続け、捕まった後も「瘧(マラリア)を患っていなければ捕まらなかった」と言い残したという。

【解説】
 戦国時代から江戸時代にかけて跋扈した盗賊。
 江戸の吉原を仕切った庄司甚内(甚右衛門)、古着市を仕切った鳶沢甚内と共に三甚内と呼ばれた。

 俗説によれば武田家重臣の高坂昌信の子(孫とも)であり、武田家に仕えた甲州流透破(忍者)であったという。
 武田家滅亡後に宮本武蔵の弟子として十年の修業を積んだが、剣腕に奢って人斬り、追い剥ぎへと堕した為、破門された、とも。

 盗賊の頭目となった後、関東で後北条氏の残党を相手取る徳川家に味方し、
 同じく盗賊として対立関係にあっ後北条氏に仕えた忍者・風魔小太郎の居所を掴み、これを密告。刑死させた。
 しかし、数多の盗賊を糾合して勢力を拡大する甚内を徳川家は危険視するようになり、追討の手を差し向けるようになる。
 甚内は十年にわたって逃亡生活を続けたが、瘧(マラリア)に罹患していたのが災いしてついに捕縛された。

 かくて甚内は市中引き回しの末に磔刑に処されたが、
「瘧(マラリア)さえなければ捕まることはなかったのに。瘧に苦しむ者は我に念ぜば癒してやろう」ということを言い残したという。
 その後、刑場があった鳥越の地に甚内を祀る小祠が建てられ、やがて甚内神社と呼ばれるようになった。
 そこで甚内は瘧の治癒にご利益のある神として祀られている。
最終更新:2017年11月05日 17:57