【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】富田越後守重政
【性別】男性
【身長・体重】157cm・45kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷A+ 魔力E 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:C
正しい調教、調整が施されたものであれば万全に乗りこなせる。
【固有スキル】
心眼(真):B
修行・鍛錬によって培った洞察力。
窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”。
無刀取り:A
新陰流のみならず中条流にも無刀取りの術は存在する。
その原理は相手の隙を突き(なければ作り出し)武器を奪うという点で共通する。
乱戦の心得:B
敵味方入り乱れての多人数戦闘に対する技術。
軍団を指揮する能力ではなく、軍勢の中の一騎として奮戦するための戦闘技術。
大阪の陣の折には60歳という老齢でありながら19の首級を挙げている。
【宝具】
『名人越後(めいじんえちご)』
ランク:B 種別:対人奥義 レンジ:1 最大捕捉:1人
奇変の術ではなく実を本とする富田流の理念を、戦働きの中で磨き上げ、宝具となるまで昇華させた絶技。
當田流太刀許極意之巻に曰く「敵に逢いて則ち滞り無く流水の如く近寄って、まさに首股、骨肉に替えんことを本となす」
スタン及び精神干渉に対し耐性を獲得。さらに初撃の場合、高確率の即死判定を行える。
【解説】
戦国、江戸時代の武将、剣豪。「名人越後」の異名を取る。
小太刀(脇差し)を主兵装とする中条流の達人であり、その剣名から中条流ではなく富田流とも呼ばれたという。
中条流本家の山崎景邦の子として生まれ、同じく中条流で知られる富田家に養子入りする。
養父・富田景政に中条流を学ぶ一方で、前田家に仕えて度々武功を挙げた。
佐々成政と戦った末森の合戦ではは一番槍の武功を挙げ、小田原城の戦いでも手柄を挙げている。
関ヶ原の戦いの頃では北陸地方で丹羽長重の軍と戦い、活躍。
これらの功績から1万3670石という大領を与えられ、陪臣ではあるが
柳生宗矩をも上回る禄高を誇った。
その後、老齢から隠居するが、大阪の陣が勃発すると前田家の遠征に従軍し、敵の首級19を挙げる活躍を見せた。
かくも戦で実力を証明し続けた結果、二代将軍・
徳川秀忠の召命を受けて兵法について言上するに至り、
天下に隠れなき剣豪として名を顕したという。
しかし、重政の三子はいずれも親より先に死に、富田家の正統が絶えた事で富田流も衰退した。
ある時、主君・前田利常が「無刀取りが見たい」と真剣を重政に突きつけた事があった。
これに対し重政は「これは秘伝につき余人には見せられませぬ。まず向こうの障子から覗く小姓をお下げください」と延べ、
利常が障子の側を向いた隙を突いて刀を奪ったという。
「近世の剣術、木刀、シナイの軽きを以って速疾の作りをなし、己に難無くして人に勝たんと欲す。
或いは種々の幻術を用いて人を惑わして勝つことを得んと欲する者あり。
是れは剣術の実にあらず。世人かくの如く奇変を見て、多くはこれを好みとす。是愚の至り也。
此れ等の類に、常に奇を為すと雖も、実に至るに於ては及ぶべからざるもの也。
是れ皆其の術高くして実無き也。予が家伝は、実を本として邪術無き也。
敵に逢いて則ち滞り無く流水の如く近寄って、まさに首股、骨肉に替えんことを本となすと。」(當田流太刀許極意之巻)
最終更新:2017年11月29日 12:03