【元ネタ】日本・史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】遍照
【性別】男
【身長・体重】cm・kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷C 魔力B+ 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:B
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。 “工房”の形成が可能。
女人結界の効果があるが、庇護する場合にはその限りでない。
道具作成:D
魔術的な道具を作成する技能。密教の修法に必要な道具を揃えられる。
【固有スキル】
法術:B
仏教由来の魔術体系。
最澄の弟子であり、山門派と寺門派の祖である円仁と円珍に師事した。
呪歌:B
周囲を揺るがす言霊の力。
三十六歌仙の一人であり、同時代人では小町・業平に次ぐ名手。
光孝天皇の歌の師であったとする説もある。
竪琴の演奏:C
蝉丸の得意楽器には和琴説と琵琶説があるが、前者の弟子。
和琴やそれに類する楽器の演奏そのものが魔術となる。
無我:D
妻子の声に動じることなく、出家を貫徹した鋼の心。精神への干渉を防ぐ。
【宝具】
『鉄網焼尽(てつもうしょうじん)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:10人
北山の天狗が人を悩乱して当時の僧侶に敵う者がなかったが、
キャスター相手には通用せず、数日間持ちこたえた末に鉄の網に入れられ、焼かれて灰と化した。
灰が不浄な場所に置かれたことで蘇生したものの舞台となった屋敷からは六年間出られず、
臨終までキャスターを付け狙ったものの、遂に隙を見出せなかったという。
『雲の通ひ路(くものかよひぢ)』
ランク:C 種別:結界宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:50人
天女に扮した五節の舞姫の姿をとどめようとした、若き日に詠んだ歌の世界。
「雲」を出現させて相手の退路を塞ぐ、あるいは自身への追撃を防ぐ。
迷路の様に展開させて相手陣営を遮断し、各個撃破することも出来る。
【Weapon】
『無銘・錫杖』
【解説】
平安中期の天台・真言僧(816~890)。桓武天皇の孫で、俗名は良岑宗貞。
仁明天皇の蔵人頭(秘書官長)を務めて寵臣となっていたが、主君の崩御を期に出家。
延暦寺と同様に年号を冠することを許された元慶寺、『大鏡』の舞台となる雲林院を開き、
前者の俗称から花山寺の僧正と呼ばれた。
単に僧正遍照とも言われ、『古今和歌集』の序ではこちらの名で呼ばれている。
この序で一昔前に評判となったとして取り上げられたのが所謂六歌仙であり、
キャスターもその一人として「歌の体はよいが実に欠ける」と評されている。
若い頃は色好みであったとされ、小野小町と歌の贈答をなしたというが、
後に仙人にでもなったものか、やはり女流歌人として知られる馬内侍と、
藤原彰子の御所で歌の贈答があったという話は、相手の活躍年代から考えて没年の百年以上後の話となる。
最終更新:2018年09月01日 10:37