【元ネタ】史実、ギリシャ悲劇
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】アイスキュロス
【性別】男性
【身長・体重】187cm・75kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷D 魔力B+ 幸運B 宝具A
【クラス別スキル】
陣地作成:A
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
キャスターが形作るのは、魔術師の“工房”・司祭の“斎場”・劇作家の“劇場”を兼ねる秘教舞台(ミスティックステージ)である。
【固有スキル】
大地神の加護:A
ディオニュソスとデメテルより祝福を受け、不死身に近い生存能力を身に付けた。
"耐久力の向上"、"HP自動回復"、"バッドステータスへの耐性"、"戦闘から離脱する能力"を纏めた複合能力。
エンチャント:A
概念強化。
彼の場合「権威付与」、「偉大化」とも。
他者や他者の持つ大切な物品に強力な機能を付与する。
文芸の徒がサーヴァントになるとき
エンチャント系能力を獲得する例は多いが、
アイスキュロスは召喚される際にあえて
道具作成を捨ててこのスキルを持ってきている。その甲斐あってか非常に強力。
高速神言:C
デメテルの加護より、不完全ながら神代の言語を用いることが可能。
魔術行使に呪文・魔術回路との接続を必要とせず、大魔術すら三節以下の詠唱で発動できる。
古代ギリシャ魔術:A
エレウシスの土俗呪術とも。
伝統魔術の継承者であるアイスキュロスは、秘儀の神秘の理解度において当代最高であった。
【宝具】
『神劇・開演(トラゴーイディア・エレウテライ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:20~40(劇場依存) 最大捕捉:500人
再誕劇場。悲劇を上演し、味方全員に一度限りの蘇生魔術(レイズ)を付与する魔術宝具。
儀式型の宝具であるため一度の行使に平均2時間ほど必要とされる。
レイズの重ねがけはできないが、使用回数の制限はないため、復活の度に蘇生魔術の付与が可能となる。
アイスキュロスの悲劇は死ぬことがない。
それを見たものも、また。
【Weapon】
『葡萄の蔦』
生やして攻撃したりする。
後世の伝説によれば、ブドウ園で働いていた若きアイスキュロスは
夢に現れた
ディオニュソス神より天啓を授けられ、詩作をはじめたのだとされる。
【解説】
ギリシャ三大悲劇詩人の一人、"悲劇の父"アイスキュロス。
アッティカの貴族階級としてエレウシスに生まれ、
生涯で九十篇の作品を残し、大ディオニュシア祭では十三度優勝の栄冠に輝いたとされる。
それまで演者一人とコーラスで構成されていた舞台に役者を一人増やしてかけ合いを可能にしたり、
三部作という作品構成を考案した。
アリストファネスの『蛙』で彼はエレウシス出身者らしくデメテル信者として描かれるが、
彼はあろうことか舞台上で("公言すれば死の報いを受ける"と誓いを立てたであろうはずの)エレウシスの秘儀の秘密を示し、
観客に殺されそうになったことがあるという。
その時は従軍歴とマラトンで死んだ兄を引き合いに出した愛国アピールで同情を誘い、
無知の許しを請うことで事なきを得たとされる。
ちなみに彼の墓碑銘には戦歴のみが書かれ、詩業に言及がない。
作家デビューは25歳頃、マラトンの戦いとサラミス海戦に従軍したのが三十代半ばのことだが、
後に老境でシチリア島に渡った際、鷲に頭へ亀を落とされて死んだと伝えられる。
頭を岩に間違えられてのことだと言うから、おそらくはそのころにはつるっぱげであったのだろう。
だが、作家が死んでもその作品は死ななかった。
アイスキュロスの名は作者の死後に大会で旧作の上演が許された特例として記憶され、
『蛙』に言及されている。ついでにいうと『蛙』ではアイスキュロス当人も生き返っている。
現代ではロバート・ケネディによる引用が知られており、今なお七篇が散逸(死)を免れ、読み継がれている。
禿。髪の話はやめるんだ。代わりに神を讃えよう。
大地の神々に愛され、自らも敬愛しているが、神性そのものとしてのゼウスに憧れを抱く。
劇作家としては超一流で、魔術師としても一流ではあるがうっかり爺さん。
聖杯に常識を植え付けられてなお、紀元前5世紀ですら受け入れられなかったレベルの神秘の開示を諦めようとしない。
宝具に一般市民を巻き込もうとするのはやめてください……
最終更新:2020年03月22日 20:27