【元ネタ】
ギリシャ神話
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】ブリトマルティス
【性別】女性
【身長・体重】150cm・39kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B 魔力A 幸運C 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:A
A以下の魔術を無効化する。
事実上、現代の魔術師では彼女に傷をつけられない。
単独行動:A++
マスター不在でも行動できる能力。
狩りの女神とは、捕らえられず、留められず、愛し得ないものである。
【固有スキル】
神性:A+
その体に神性属性があるかないかの判定。
ゼウスとカルメの娘であり、
アルテミスにより神格化されたとされる。
より古い神話ではクレタにおける
アルテミスの姿とも、あるいはさらに古い女神の別側面とも。
獣殺し:A
魔獣や野生動物に対する特攻。"ポトニア"としての権能が零落したもの、であるらしい。
祝いの船出:C
漁網の女神としてのスキル。
味方の航海、船、漁獲に加護を与える。
【宝具】
『山海馳せる女神の天網恢恢(ハーヴェスト・ディクティアー)』
ランク:B 種別:対人/対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:10人~50人(網サイズが可変)
ディクテュンナの神網。
通常の矢に混ざって矢として放たれ、命中した相手を絡め取る。
これによるダメージはないが拘束力は非常に強い。
また、相手に『獲物』としての属性を強制的に付与する効果もあるため、
たとえ獣の因子を持たない人間やサーヴァントであっても、「
獣殺し」の特攻対称とすることができる。
ちなみに水中のものに命中させた場合、相手を水上に引き釣りだす(救出する)機能も持っている。
重ねがけが可能。
『乙女の不在(インビジブル・アファイアー)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
自らの存在を自然に溶け込ませ、世界と一体化する。
あらゆるものが彼女を捉えられなくなり、五感はもちろん第六感や上位の
千里眼にとっても透明になる。
狩人の隠伏術の究極、または森の神としての権能などといわれる。また、同種の隠身を見破れる。
【Weapon】
『獣狩りの弓』
狩りの女神の系譜に連なるだけあってか、彼女はミドルレンジでの弓の扱いについて限りなく頂点に近い。
一度『網』に囚われたが最期、数瞬のうちに『網』で幾重にも覆われて完全に身動きできなくされ、
数秒足らずで「
獣殺し」の矢でハリネズミにされるだろう。
【解説】
クレタ島の女狩人。あるいは女神。
ミノス王の求愛を九ヶ月の間かわし続けた末に崖から身を投げたが、
漁師の網に救われ、
アルテミスによって女神の地位とディクテュンナ(網の貴婦人)の名を与えられたとされる。
アイギーナ島ではクレタから船で渡ってきた彼女が聖なる木立で忽然と姿を消した為に
アパイアー(見えざる女神)と呼んだとも。
元々ブリトマルティスないしディクテュンナはクレタ島で崇拝されていた女神の名であり、
クレタに
アルテミス崇拝が伝来した後同一視されるようになった。
古い作品ではたびたび明らかに
アルテミスの言い換えとして
ディクテュンナの名が使われている。
ヘレニズム期より「ブリトマルティスの神格化」が物語として成立し、
女狩人ブリトマルティスの女神としての名前が
ディクテュンナだとされるようになり、
さらに後にはアイギーナの女神アパイアーとも同一視された。
カリマコスは彼女をゴルテュスのニンフと呼び、他の資料も概ねクレタ生まれとするが、
アントニヌス・リベラリスによればブリトマルティスはフェニキア生まれで、各地を渡り歩き、
ケファロニア島ではラフリアと呼ばれたとかいう。
ラフリアはパトラ、古くはカリュドーンにおける
アルテミスとアポロンの添え名であり、
彼の伝えるブリトマルティスの遍歴はどうも小アジアから
アルテミス信仰が広まり各地の小女神を吸収していく様子を
反映しているようにみえる。
なおディクテュンナは元々「網(ディクテュア)」ではなくディクテー山に由来する名前だったとされ、
おそらく彼女はレアーの分体なのだろう。古くは翼を持った異形の獣母という。
半弓を持った短髪の女。
アルテミスの信奉者の一人とされながらも、
自らの起源に自覚的なのかかの女神を「あの子」と呼び同格扱いする。技量チート系サーヴァント。
最終更新:2020年03月22日 20:30