ワイルド・ビル・ヒコック

【元ネタ】史実 西部開拓時代
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】ワイルド・ビル・ヒコック
【性別】男性
【身長・体重】183cm・77kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷B+ 魔力E 幸運C+ 宝具B-
【クラス別スキル】
対魔力:-
 男に対魔力なんぞ必要ない。

単独行動:A
 マスター不在でも行動できる。
 ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。

【固有スキル】
男の射撃:A+
 銃器による早撃ち、曲撃ちを含めた射撃全般の技術。
 ほとんどチームを組まず一人で西部に武勇伝を打ち立てたという。二丁拳銃で戦った逸話が有名。
 特殊な伝承補佐により強い照明を目に当てられると大幅にランクダウンする。

男のクイックドロウ:A+
 射撃の中で早撃ちに特化した技術。
 相手が抜いたのを見てから抜いても充分間に合ってお釣りがくる程度の腕前。
 宝具でカードを揃える隙も、その早撃ち故に弱点にはなり得ない。

男の戦闘続行:C
 瀕死の傷でも戦闘を可能とする。

男の中の男:A
 第七騎兵隊時代に激賞された逸話をはじめとした様々な伝説、伊達男ぶりから得た特殊スキル。
 男らしい行動、男前な行動を取る程に次に行う判定に有利な補正がかかる。
 固有スキル名の頭に“男の”を加える効果もある。

【宝具】
『男の手札(デッドマンズ・ハンド)』
ランク:B- 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
 戦闘時、ポーカーの手札を手元に召喚し、その役の強さに応じて銃撃の威力を増すギャンブル宝具。
 引いた役が強い程に強力な“死人の呪い”が銃弾に付与され、呪いの程度によっては死霊の魔手をも召喚する魔弾と化す。
 効果は戦闘が終了するまで継続し、重ね掛けも可能。
 つまり際限なく強化できるが、黒のAと8のツーペアを引いた場合、ビルの死因を再現してしまうというリスクも存在する。
 すなわち、何処からともなくビルの後頭部に回避不能の銃弾が撃ち込まれるのである。

【Weapon】
『コルトM1851ネイビー ×2』
 リボルバー拳銃を二丁所持。二丁拳銃での戦闘も可能。

【解説】
 本名ジェームズ・バトラー・ヒコック。西部開拓時代の優れたガンマンの一人。
 高い鼻とややめくれあがった上唇からダック・ビル(鴨の嘴)とあだ名され、いつしか「ビル」と呼ばれるようになった。
 芝居がかった男伊達で、女たちにも大人気だったという。

 18歳の時、運河の建設現場で殺人未遂事件を起こし、逃亡。
 当時アメリカは政治信条の異なる北部派と南部派閥の対立が各地で深まっていたが、
 ビルはカンザス準州で起きた両派の抗争に北部派として参戦。
 ビルは24ヶ所の傷を負いながらも、南部派の6人を銃で、1人を鉄拳で、残る3人をナイフで倒したという。
 この激闘ぶりは後にロック・クリークの殺戮と呼ばれたとされる。

 以後、様々な地で保安官やスカウト(偵察兵)を務め、その銃の腕で度々功績を立てる。
 無法者に不意打ちされかけても相手が引き金を絞る一瞬に銃を抜いて撃ち殺した、2丁の拳銃で同時に射撃した、
 6年間で36人の無法者を殺した(公的な記録では確実に殺した数は9人)、などの逸話が残されている。
 特に第七騎兵隊に属していた頃の活躍は、指揮官のカスター大佐に「男の中の男」と激賞された程だったという。
 しかし、その粗暴なやり口から、勇名とは裏腹に現地市民からの評判はいまいちで、保安官選挙に落選したこともあった。

 やがて西部から荒くれ者達が去りはじめると、
 ビルは新たな働き口を求めてバッファロー・ビルが率いる巡業舞台『ワイルド・ウェスト・ショー』に参加。
 西部劇を実際の人物が演じる、ということから各地で評判となったが、ビル自身の演技は今ひとつだった上に、
 照明で目を悪くしてしまい、別人のように衰えてしまう。

 結局、ビルはショーを脱退してガイドや博打で日々を過ごすようになるが、
 ポーカーに興じているところをジャック・マッコールに背後から撃たれ、絶命した。
 死んだ時に握っていた手札は黒のAと8のツーペアであり、この役は後に『デッドマンズ・ハンド』とも呼ばれるようになった。
最終更新:2020年03月22日 21:19