【元ネタ】史実、聖人伝
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】ギルダス
【性別】男性
【身長・体重】190cm・87kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷C 魔力E 幸運C 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
単独行動:C
マスターからの魔力供給を断っても自立できる能力。
ランクCなら、マスターを失っても一日の間、現界可能。
【保有スキル】
天性の肉体:C
ピクト人指導者カウの息子であり、生まれながらに生物として完全な肉体を持つ。
常に筋力がランクアップしているものとして扱われる。
投擲:B
任意の物体を弾丸として放つ能力。
特異な形状をする物を除く殆どの物体に関し、D~Cランク相当の投擲能力を発揮できる。
奇蹟:D
時に不可能を可能とする奇蹟。
治癒や竜調伏の逸話が伝わる。
【宝具】
『天の鉄槌得物を選ばず(ポーグ・マホーン)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1個
投擲物のダメージ数値に、投擲目標のHP値を加算する。
妃が妊娠したら殺す悪習を持っていたコノマル王が
ギルダス庇護下のトリフィナ妃を殺した時、
ギルダスの投げた泥はコノマルの城砦を崩壊させたという。
聖人であれば通常、奇蹟スキルに組み込まれるこの逸話は
『没落』が示す苛烈な人格により物理攻撃宝具へと昇華した。
【解説】
六世紀のブリテン島に生きたキリスト教高位聖職者。
主に『ブリトン人の没落』の著者として知られる。
ブリテン島北部出身とされ、その出自は北ブリトン人とも、
ウェールズ、スコット、或いはピクト人であるとも言われる。
大陸からやって来た邪な侵略者としてサクソン人を、
また腐敗したブリトン人を徹底して口汚く罵る『没落』は、
北方から侵入するピクト人に対してはそうでもないのである。
『没落』は正しい歴史書ではないにせよ、記録が乏しい時代の貴重な一品とされる。
彼が語るには、驕り高ぶったブリテン王グルシゲルン(
ヴォーティガーン)が
神にも人にも忌み嫌われた言い様も無く汚らしいサクソン人を島に招き入れ、
以来、殺戮と破壊が各地で繰り返され、墓すらも廃墟か烏の腹の中にしか無かった。
だがこの惨禍の中で
アンブロシウス・アウレリアヌスが残存ブリトン人を纏めあげ、
それから幾多の勝利と敗北があり、やがてバドニクス包囲戦に至り、大勝利があった。
しかしこの勝利の後、ブリトン人の中に五人の邪悪な暴君
「ドゥムノニアの不潔な雌獅子から生まれた暴君」コンスタンティヌス、
「仔獅子」アウレリウス・カニヌス、
「デメタエの暴君」ヴォルティポル、
「真っ赤な屠殺者」クネグラスス、
「この島の竜」マグロクヌスが現れ、島は腐敗と内乱に陥ったという。
最終更新:2020年03月22日 21:25