アンブロシウス・アウレリアヌス

【元ネタ】史実、アーサー王伝説
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】アンブロシウス・アウレリアヌス
【性別】男性
【身長・体重】177cm・72kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久D 敏捷C 魔力B 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

騎乗:A
 幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。

【固有スキル】
カリスマ:C
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
 カリスマは稀有な才能で、小国の王としてはCランクで十分と言える。

情報抹消:C
 対戦が終了した瞬間に目撃者と対戦相手の記憶から彼の武装に関する情報が消失する。
 中世の知識では、その戦闘跡はギリシャ火薬によるものと解釈されたという。

仕切り直し:D
 戦闘から離脱する能力。
 また、不利になった戦闘、技の条件を前ターンの自行動終了時ないし現ターン開始時に戻す。

【宝具】
『強者弔う巨人の輪舞(ストーンヘンジ)』
ランク:D 種別:対陣宝具 レンジ:10~40 最大捕捉:462人
 巨人が造り、ヘンギスト時代の犠牲者を弔う為にマーリンが移築し、
 セイバーと彼の弟が眠る墓所ともなった環状列石の再現。
 セイバーのもう一つの宝具、
 およびセイバーとそれに与する者の魔力と幸運が一ランク向上する。
 この宝具は相応の霊地を確保した上でなければ使用できない。

『燃え行くは王の竜星(ペンドラゴン)』
ランク:B++ 種別:対軍・対城宝具 レンジ:1~80 最大捕捉:900人
 赤金の竜が彫刻された兜と鱗鎧のセット。
 体内の竜の因子を強化し、円錐型の炎の吐息を発する『竜の息吹』が使用可能となる。
 真名を解放する事でセイバー自身と融合して“ブリテンの赤き竜”の似姿と化し、
 その強度と膨大な魔力放出を伴う突進を以て対象を粉砕する。
 彼の最期と時を同じくして現れた燃える星を攻撃的に解釈した
 概念結晶宝具として具現化した能力。突進後、セイバーは速やかに消滅する。

【Weapon】
『コルブランド』
 松明の意を持つ輝く剣。
 後にセイバーの甥が巨人を皆殺しにしたりエジプトの王子を真っ二つにしたとか。

【解説】
 五世紀、ローマ軍撤退後のブリタニア属州にて
 混乱するローマ・ブリテン人を指揮して戦った史実上の人物アンブロシウス・アウレリアヌス。
 もしくは、それを元にして描かれたアーサー王伝説中のブリテン王アウレリウス・アンブロシウス。

 史実アンブロシウスは伝説上のアーサーやその伯父のように常勝の将ではなかったが、
 幾度も勝利と敗北を繰り返しながら戦いを続け、バドンの丘相当の決戦の指揮官との説もある
 (活動した時期と決戦の時期を推測すると彼では無理がある、との反論もある)。

 アウレリウスは長兄がヴォーティガーンに謀殺されると弟ウーサーと共にブルターニュへ逃れ、
 そこで力をつけて戻ると要塞塔に籠ったヴォーティガーンをギリシャ火薬で焼き尽くした。
 そしてマイスベリ平原でヘンギスト軍と戦い、グロスター公エルドルやコーンウォール公
 ゴルロイスの助力を得て勝利し、エルドルが一騎討ちで打ち倒したヘンギストの首を刎ねた。
 ヘンギストの息子オクタや親戚エオサもまたブリテン軍に降伏し、未開の荒れ地を与えられる。
 ゲルマニアで軍を集めたヴォーティガーンの息子パスケントが北方より攻め入った際も
 これを破ったが、パスケントがアイルランド王と結んで再侵攻して来た頃には病に倒れており、
 ウーサーにこの対処を任せた。しかしこの時、パスケントが差し向けたサクソン人エオパ、
 ブリテンの言葉と作法に薬学を習得し医者として潜入した男性により毒殺されてしまった。

 “竜の頭(ペンドラゴン)”は戦士の長や王を示す称号だが、
 アーサー王伝説群の幾つかは、兄逝去の折に現れた燃える竜の如き彗星を見たウーサーが
 これを記念し二頭の竜を自らの象徴と定めた事からペンドラゴンと呼ばれるようになったと語り、
 『流布本』等はペンドラゴン自体をウーサーの兄の名としている。
最終更新:2016年10月06日 23:02