アコーロン(偽)

【元ネタ】アーサー王伝説
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】アコーロン(偽)
【性別】男性
【身長・体重】170cm・60kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷C 魔力E 幸運E 宝具-
【クラス別スキル】
対魔力:C
 二工程以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等、大がかりな魔術は防げない。

騎乗:C
 正しい調教、調整がなされたものであれば万全に乗りこなせる。

【保有スキル】
戦闘続行(偽):-
 彼が消滅した後、自動的に本物のアコーロンが現界する。

不信:A
 もうだれもしんじられない。
 同ランクまでの「カリスマ」「扇動」「話術」を無効化する。
 まっとうな対人関係構築は不可能である。

【宝具】
『取り違えた理想郷(イクスクウィジト・アヴァルローネ)』
ランク:- 種別:対人宝具 レンジ:0~2 最大捕捉:1人
 王剣とその鞘。どう見ても本物である。

【解説】
 妖姫モルガンの、名を語られない愛人。
 モルガンがマーリンから魔術を学び終えて彼との関係を絶った頃の
 初期の愛人であり、王剣と鞘の贋作騒動に関わる一人目の男性。

 王の最も親しい親族としてモルガンは王剣と鞘の管理を任され、能力も教えられた。
 不死の鞘の話をモルガンから聞いた彼女の愛人はそれが欲しくなり、依頼をする。
 モルガンは精巧な贋作を造らせ、口止めの為に職人を殺し、愛人を呼び寄せた。
 ところがそこへ、狩に出た王が予想より早く戻って来た為、慌てて出迎えに行き
 そして自室に戻った彼女は、自分が本物と贋作を見分けられない事実に困惑する。

 本物だと思った方をモルガンは愛人に与えたが、生憎と偽物の方だった。
 鞘の力を信じ切って決闘に及んだ彼は瀕死の重傷を負い、騙されたと思い込む。
 そして彼は狩の途中、アーサーへ「モルガンが私に貴方を暗殺させようとした、
 確実に成功させる為にとこの鞘を渡して来た」と偽りの密告をしたのである。

 ところがモルガンが数枚上手であり「管理を任されていた鞘を何者かに盗まれた。
 自分の不手際であり、王の怒りを怖れて城を去る」と言い残して姿を消していた。
 姉に何か恨みを抱いて冤罪を着せ殺そうとしたのだな、と王は騎士の首を刎ねた。
 王は姉を呼び戻し、アコーロン事件での決定的破局まで友好関係を続ける事となる。

 セイバーのサーヴァントとしてはあるまじき弱体、と言うか
 ただでさえ強力とは言えないアコーロンに更に付属する要素でしかなく
 剣か鞘を触媒とした召喚と、余程おかしいマスターとの類似によってのみ現界する。
 素性と能力を正確に知られたら使い捨ての駒にされるだけだ、と思っており
 せめてアコーロンとして振る舞いいずれマスターを出し抜いてやろうと考えている。
最終更新:2020年03月22日 21:33