【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】勝海舟
【性別】男性
【身長・体重】156cm・44kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷B 魔力E 幸運A 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:E
魔術に対する守り。
無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。
騎乗:C
正しい調教、調整が施されたものであれば万全に乗りこなせる。
【保有スキル】
戦略:C+
外交や兵站など大局的に物事をとらえ、戦う前に勝利を決する力。
新陰流:B
新陰流を祖とする直心影流の免許皆伝。
本スキルをAランク以上で有する者は、剣のわざのみならず、精神攻撃への耐性をも有するが、勝海舟は精神耐性を持たない。
嵐の航海者:D
船と認識されるものを駆る才能。
当人が船酔いしやすいこと、自然科学に対する知識の欠如などから、かなり低いランクに収まっている。
窮地の智慧:B
危機的な局面に於いて優先的に幸運を呼び込む能力。
駿府城会談で江戸を戦火から救い、無血開城にまで持っていった外交手腕に由来。
【宝具】
『咸臨丸(ヤーパン)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:5~30 最大捕捉:50人
日本人の操縦で(と言ってもアメリカ人乗員の助けに拠るところも大だったが)初めて太平洋の横断を果した江戸幕府の軍艦。
一国の名を背負ったことや艦長の大言癖といった伝承が宝具に取り込まれた事で、Aランク宝具に相当する威圧感、重圧を放つようになった。
とはいえ、実際の戦闘力はランク相応のものでしかない為、ライダーはこの宝具を主にハッタリに用いる。
【Weapon】
『水心子正秀』
【解説】
幕末、明治の政治家。
山岡鉄舟、高橋泥舟と共に「幕末の三舟」と呼ばれる。
優れた人物、機知の人と評される一方で、自然科学に疎い上に大言癖があり、生前から毀誉褒貶が激しかった。
黒船来航に際して海防意見書を提出したことをきっかけに、歴史の表舞台に現れる。
この意見書が評価され、長崎海軍伝習所で海軍について学ぶこととなったが、
海軍知識がほとんどなく、また数学が苦手だったため、勉学の成果は今ひとつだった。
しかし、幕府遣米使節団の一員として咸臨丸を指揮して渡米に成功したことで頭角を現し始める。
その後、幕府の海軍ではなく日本の海軍の建設を構想していた為に幕府の保守派に睨まれ、失脚。
第二次長州征討に際しては停戦交渉を務めるも無駄に終わり、うだつの上がらない日々が続いた。
徳川慶喜が将軍の座につき、佐幕派の孝明天皇が崩御すると、時代は一気に武力倒幕へと傾き始める。
これを覆さんとした慶喜の大政奉還も功を奏さず、薩長を主体とする官軍と幕府軍の武力衝突に発展。
鳥羽伏見の戦いで幕府軍が大敗したことで、時代の流れは決した。
官軍の東征に誰も対応できない中、慶喜は勝海舟に白羽の矢を立て、対応を一任。
勝機なしと判断した勝は、焦土作戦の準備を整えつつも
西郷隆盛と交渉し、江戸の無血開城にまでこぎ着けた。
一方で、徳川家の政治力を保たんともしていたが、彰義隊の壊滅によって水泡に帰している。
明治維新後は旧幕臣の代表格として数々の役職を歴任するが、当人はあまり気が進まない様子だったという。
一方で慶喜の名誉回復と旧幕臣の再就職の世話に尽力していた、とも。
ちなみに、その慶喜とは政治思想の違いもあって非常に不仲であった。
最終更新:2020年03月23日 21:59