アルパムス

【元ネタ】アルパムス・バトゥル
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】アルパムス
【性別】男性
【身長・体重】172cm・64kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷C 魔力D 幸運A 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:D
 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力

騎乗:A
 幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。

【固有スキル】
精霊の加護:A
 ガユプ・エレン・四十シルテン(苦しみや災いから守り、人々に幸運をもたらす庇護者)による祝福により、
 危機的な局面において優先的に幸運を呼び寄せる。

予言されし恩寵:A
 矢よけの加護と頑健の複合スキル。
 出生の前、聖者に「内側を鋳鉄で作った、外側を鋼鉄で作った」「銃で撃っても当たらない、刀で斬っても斬られない」と謳われ、
 敵の奸計で眠らされているときも、ガユプ・エレン・四十シルテンの守護により、銃弾は当たらず刀でも斬られなかった。

動物会話:C
 言葉を持たない動物との意思疎通が可能。
 動物側の頭が良くなる訳ではないので、あまり複雑なニュアンスは伝わらない。

千里疾走:A
 愛馬と共にあることでもたらされるスキル。
 長時間・長距離移動を可能とする無尽蔵の体力を有する。
 また、敏捷パラメータの一時的な急上昇、全力疾走時の耐久および筋力パラメータの上昇、といった効果を発揮できる。
 宝具の性質上、真名開放時の威力にも上記効果が適用される。

【宝具】
『孤独な軍勢(バイシュバル)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~80 最大捕捉:300人
 見てくれ以外に欠点なく、一日で一月分の距離を、十二日で十二月分の距離を稼ぐ、愛馬シュバルに騎乗しての単騎突撃。
 走行距離に比例して膨大な熱量を発生させ、蜃気楼を作り出す。
 これにより、走行距離が伸びるほどに突撃の威力と自身のACが上昇する。

【Weapon】
『赤い槍』
『アルマズ剣』
『六本棒の弓』『金の鏃と銀の矢羽の五本棒の矢』
『愛馬シュバル』

【解説】
 テュルクの英雄叙事詩に登場する勇士。名はアルパミシュ、アルパムシャとも。
 日本の百合若大臣、ギリシャのオデュッセウス(ユリシーズ)の伝承との類似性も指摘される。

 子宝に恵まれない夫婦が祈願の末に生まれたのがアルパムスである。
 幼少期から大力の持ち主で、愛馬シュバル(バイシュバルとも呼ばれる)を得た後は、
 許嫁グルバルシュン(バルスン・フルーとも)を娶る為に、
 彼女を我が物とせんとするカルマク人と戦い、これを見事に討ち果たした。

 その後、父の家畜を攫った敵タイシュク・ハンを討ちに向かうが、
 タイシュクの配下である老婆ムスタン・ケンピルの罠にかかり、眠らされ、捕らえられる。

 タイシュクはアルパムスが眠っている間に殺害しようと試みるが、
 鉄砲も刀刃も精霊ガユプ・エレン・四十シルテンの守護により届かず、水に投げ込んでも浮かんできたため、
 地下牢へと放り込んで餓死させようとした。

 しかし、ガユプ・エレン・四十シルテンがもたらした幸運と自らの機転によってアルパムスは七年間生き延び、
 ついにはタイシュクの娘カラコザユムを誑かすことで脱走に成功。
 愛馬シュバルと共に敵地で大暴れを繰り広げ、タイシュク・ハンとムスタン・ケンピルを討ち果たした。

 しばらくの間、同地で過ごしたアルパムスは、夢で故郷の危機を知り、カラコザユムに別れを告げ、帰郷する。
 故郷では同胞の一人(名は様々でウルタンともコルドゥバとも)が、
 アルパムスが帰ってこないのをいいことに一族の長となり、妻グルバルシュンと結婚せんと画策していた。
 不遇をかこつ我が子ジャディゲルと再会したアルパムスは、婚礼の祝宴に変装して現れ、狼藉者を討ち果たした。
 その後、アルパムスは一族を正しく導いたという。

【蛇足】
 ちなみに許嫁と婚約したのは父の代の約束が由来というパターンと
 許嫁は女勇士でアルパムスは力を示して婚約を成立させたというパターンがある。
最終更新:2020年03月23日 22:38