サリティス

【元ネタ】エジプト史
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】サリティス
【性別】男性
【身長・体重】185cm・74kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力B+ 耐久C 敏捷B 魔力C 幸運B 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

騎乗:A
 幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。

【固有スキル】
魔力放出(風):A
 自身の肉体に魔力を帯びさせる能力。
 セイバーの場合、吹き荒ぶ風が魔力となって使用する武器に宿る。
 武器に宿った風の魔力の放出による高速射出も可能となる。
 このスキルは常時発動しており、セイバーが握った武器はすべてこの効果を受けることになる。

【宝具】
『兇猛なる異邦の颶風(ヘカ・カスト・タイフォン)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:5~70 最大捕捉:500人
 恐るべき侵略民族ヒクソスを象徴する剣の一撃。
 破壊神の加護の顕現たる神威の風を纏った一振りと共に嵐を呼び、
 暴風が吹き荒れて大火を発生させ、雷雨を落とし、広範囲を破壊し尽す。
 また未知であった新兵器を有していたが故に侵略・支配を容易にしたという伝承から
 相手に対しての“初見の一撃”では更に威力が向上する。伝聞されている場合は向上は無効。
 英霊サリティスは弓兵や騎兵として現界した場合でも、複合弓や戦車に同様の効果を宿らせる。
 ―――『エジプト史』に語られる“疾風の神”とは、ヒクソスが奉じる嵐神/破壊神を指すのだろう。

【weapon】
『災嵐の剣』
 ヒクソスが用いたという新型の剣。
 ヒクソスとは災厄の風を伴って現れた侵略民族であり、嵐を司る破壊神を奉じる異邦人である。
 その災嵐の民族の最初の王として名を残す英霊サリティスが持つ剣には
 “破壊と侵略”の概念を宿した風が纏わりついている。


【解説】
古代エジプト15王朝の初代王。異邦王サリティス。
15王朝はヒクソス(異邦の支配者)によってエジプトが侵略・支配されて開かれた時代と言われている。

マネトーの『エジプト史』に曰く、
「疾風の神(怒れる神の息吹)がエジプト人を打ちのめし、突如現れた異邦人が国土を堂々と侵した。
異邦人たちは圧倒的な力でエジプトの主たちを倒し、都市を焼き払い、神殿を倒壊させた。
男は虐殺され、女子供は奴隷に堕とされた。最後に、異邦人たちはサリティスという名の男を王に立てた。」
という。

サリティスは上下エジプトに貢納を課し、アバリス都を建てた。
軍事防備に力を入れ、異国人を牽制するために軍事演習を念入りに行った。
統治19年目でサリティスは亡くなったという。

ヒクソスはシリア・パレスチナ地方に起源を持つ集団であり、嵐神バアル・ゼフォンなどの神々を信仰し、
このバアルはエジプトでは同じ嵐の神セトと同一視された。
ヒクソスは戦車・複合弓・新型の剣など、エジプトにとっては新兵器を有しており、
この軍事的優越によってエジプトを侵略できたと考えられていた。
――しかし、『エジプト史』はヒクソス登場から1500年もの後の時代に著されたものであり、
ヒクソスとその時代のエジプトについて確かなことはあまりわかっていない。


【コメント】
当初はライダーだったけど、エジプト系の英霊はライダーとアーチャー多いのでセイバーにしといた。
最終更新:2020年03月23日 22:39