シャルル・ルクレール

【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】シャルル・ルクレール
【性別】男性
【身長・体重】174cm・68kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力A 耐久D 敏捷B 魔力E 幸運E 宝具E
【クラス別スキル】
狂化:D+
 理性と引き換えに筋力と敏捷が上昇する。
 彼の場合、バーサーカーらしからぬ戦術指揮能力と合理性を持つため、一見して狂化しているとは分かりづらい。
 マスターが男性であるならば、狂化デメリット自体がほぼ気にならないものになるが、
 逆に女性であった場合は、“妻”の影を重ねて、暴走を引き起こしかねない。
 ――それほどポーリーヌ、彼女への愛は彼を狂わせた。

【固有スキル】
騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
 相当魔力を喰うが、“黒”で騎馬を形成することもできる。

軍略:C
 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
 自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。

鬱屈精神:A
 彼のうちに潜む、後天的に築かれた狂気。
 “妻”に対する所有欲にも似た愛と、有色人種へのレイシズムと言ったドロドロの感情のごった煮。
 狂化暴走の凶暴性の強化と、暴走タイミングのランダム化を引き起こす。

【宝具】
『蠢く黒、我が身に浸れ(ブラックライダー・サン=ドマング)』
ランク:E- 種別:対人(自身)宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
 ルクレールの全身を覆うように蠢く黒い魔力の塊。
 ハイチの地で罹患した黄熱病と、現地に残るヴードゥーの呪詛の残滓、自身の鬱屈精神、
 それらが複雑に絡み合うことで、崩壊寸前ながら宝具としての体を成している。
 宝具開帳時のバーサーカーは、この“黒”がもたらす破格の暴力と狂熱に恍惚を覚え、そして衰弱してゆく。

【解説】
 フランス革命からナポレオン戦争期のフランスの将軍。
 フルネームはシャルル・ヴィクトール・エマニュエル・ルクレール。
 ポントワーズの資産家家系に生まれ、フランス革命には1791年ごろに参加。
 トゥーロン攻囲戦にも参加し、そこでナポレオン・ボナパルトの知己を得る。
 恐怖政治終幕の直前にアルプス方面軍転属となり、96年にボナパルト将軍のイタリア方面軍に合流。
 主要な会戦で活躍したのち准将に昇進、レオーベン仮条約締結後に戦利品をパリに持ち帰る。
 97年、ボナパルトの妹のポーリーヌと結婚し、ボナパルト家の一員となる。
 99年には師団長に昇進して、ブリュメールクーデターにも参加、擲弾兵に対する根回しを行う裏操作を行った。
 翌年にモロー将軍のライン方面軍に転属となり、戦線の最中で落馬事故による重傷を負いながらも精力的に戦い、
 ホーエンリンデン会戦などで戦功を挙げた。
 反乱鎮圧と黒人奴隷制復活のためのハイチ遠征の司令官となり、妻ポーリーヌと数万の兵を伴って現地に向かう。
 反乱指導者トゥーサン・ルーヴェルチュールを、だまし討ちにより捕縛してフランスに送還することには成功したが、現地で黄熱病により罹患し病死。
 後任のロシャンボー子爵がルクレール以上の残虐な行為を現地で行ったことも相まって、ボナパルトのハイチ支配の野望は完全に潰えた。
 なお、かつてポーリーヌと恋仲にあったフレロンも、弁務官としてハイチに出向き、ルクレールと同じ死に方を遂げている。
最終更新:2020年03月23日 22:48