【元ネタ】史実 アレクサンドロス・ロマンス
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】サンドロコットス
【性別】男性
【身長・体重】175cm・66kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷B 魔力C 幸運A 宝具A++
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
騎乗:A
幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。
【固有スキル】
カリスマ:B
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。
戦略:A
外交や兵站など大局的に物事をとらえ、戦う前に勝利を決する力。
60万を超える大軍によってセレウコスを圧倒した兵站能力、
戦後、セレウコスに領土を割譲させつつ、ディアドコイ戦争への防波堤に仕立て上げた外交手腕から
Aランクの戦略スキルを有する。
動物会話:B
言葉を持たない動物との意思疎通が可能。
野生の獣を調練された獣と同等に扱うことができる。
獅子に襲われず、野生の巨象が温順に従った逸話から。
征服の先導:A
征服王イスカンダルの道案内を務めたという伝説から得たユニークスキル。
既知の地域において罠、伏兵、奇襲など想定外の事態への対処に大幅に有利な補正を受けられる。
この効果は味方にも与えられる。
【宝具】
『王の戦象(サンドロクプトス・ガジャ)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:300人
イスカンダルの残した太守達に対して戦いを挑んだ際に遭遇し従えたという、途方もなく大きな象。
野生の獰猛さと調練されたかの如き温順さを併せ持ち、その巨体を活かした突進は物理のみならず精神にもダメージを与える。
また、ギリシャ側の勢力を駆逐したことから、ギリシャ出身の英霊に対する攻撃に有利な補正がかかる。
『聖河の豊穣(
チャンドラグプタ・マウリヤ)』
ランク:A++ 種別:対軍宝具 レンジ:0~99 最大捕捉:600000人(味方)/300人(敵)
インドの河川の灌漑事業、特に直轄地としたガンジス川の灌漑に励み、
多大な人口と60万を超える常備軍を支える土台を築いた逸話が宝具となったもの。
ガンジス川は地上に豊穣をもたらし、沐浴すればすべての罪を清め、遺灰を流せば輪廻から解脱できる、とされている。
その伝承故に、味方には様々なバフや回復を、敵には輪廻解脱による即死効果(特に霊体に対して効果的)を与える宝具へと昇華された。
【解説】
インド史上空前の帝国『マウリヤ朝』の創始者たる大王(マハラジャ)。月護王。
本来の名は
チャンドラグプタであるが、ギリシャ人からサンドロコットスと呼ばれた人物に比定されている。
若かりし頃、インド侵攻を指揮するイスカンダルを先導したという伝説がある。
出自については定かではないが、おそらく卑賤の身分であったと思われる。
ナンダ朝の王の不興を買い処刑されるところを逃れると、王位を求めて反乱に及び、ついにはナンダ朝を滅ぼした。
この反乱の際『インドのマキャベリ』の異名を取る軍師(後の宰相)
カウティリヤを迎えている。
カウティリヤは反乱の挙兵に深く関わり、冷血無情の謀略家としてサンドロコットスを支えた。
サンドロコットスは、インド統一の途上においてイスカンダルの遺臣たちとも干戈を交え、これを駆逐した。
イスカンダルの遺領を回復せんと侵攻してきた勝利王セレウコスの軍勢も、
六十万とも言われる大兵力によって撤退に追い込み、四州を割譲させるなど有利な条件で講和を結んでいる。
インドをほぼ統一したサンドロコットスであったが、その統治は強権的で刑罰は過酷だったという。
だがマウリヤ朝は高度な官僚組織を持ち、河川の灌漑や道路工事などインフラ整備にも尽力しており、
経済的にも繁栄するなど無能な暴君ではなかった。
晩年は『相対主義』を思想的支柱とするジャイナ教を厚く信仰。
退位後に出家してジャイナ教の聖人バドラバーフに弟子入りし、プラバーカンドラと名乗ったという。
そして聖人の下で苦行に打ち込み、最後は絶食して餓死したと言われる。
尤も、この説話の史実性は確かなものではない。
最終更新:2020年03月25日 21:14