【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】龐煖
【性別】男性
【身長・体重】199cm・106kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷C 魔力B 幸運D 宝具C
【クラス別スキル】
陣地作成:B
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
“工房”の形成が可能。
道具作成:B
幻霊・龐煖の力を借りることで、陰陽五行や神仙に関連した器具を作成できる。
【固有スキル】
幻霊融合:B
外的要因を加えずとも幻霊と自身を融合、霊基拡張をさせることができる。その適性。
彼の場合、その対象は同姓同名の縦横家、兵家、或いは実兄とされる龐煥がその対象である。
英霊としての格を減少させることを代償に、幻霊にあって自身にはない能力を発揮可能。
軍師の指揮:A
軍師系サーヴァントに与えられるスキル。幻霊の方の龐煖が保有する。
自己を含めた軍としての力を最大限に引き出す。
Aランクであれば、軍全体が百戦錬磨の精鋭に等しい力を持つ。
軍師の忠言:A
軍師系サーヴァントに与えられるスキル。このスキルは両方の龐煖が保有している。
状況を把握、分析することにより味方側に正しい助言を与えることができる。
ランクが上がれば上がるほどその助言の正しい確率は向上し、Aランクであれば不測の事態がなければ100%的中する。
これに対抗するには、あらゆる分析を打破するレベルの幸運、あるいはスキルを持つことが求められる。
合従の
カリスマ:B
六国の事実上最後の、秦への大々的な抵抗、合従軍における実質的な総大将を務めている。
将としての激烈なる攻撃性と、個人としての柔和な人柄を両立させる、
柔にも剛にもなれることのできる稀有な将器ゆえに成せる、大軍の向かう先を一つとするカリスマ。
【宝具】
『再編・龐煖三篇(すべてはそこくのため、ころうをうちはたすべくけっしゅうせよ)』
ランク:C~A 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:500人
失われた兵法書、龐煖を現界した場所で新たに著す。
兵法書の内容は現状の戦況に応じて千差万別に変化するので、再現ではなく再編纂(創作)と表現するほうが正しい、現地で完成させるタイプの宝具。
三篇の兵法書の完成は、強大な魔力炉として機能する
魔道書が三冊完成することを意味し、
合従軍として率いた兵を召喚し、兵法書に記された戦術通りに動かすことが“術者であるキャスター以外にも”可能となる。
【解説】
春秋戦国時代、趙国の武将。
鶡冠子のもとで学問を学び、その末に縦横家となり各地を遊説。
最終的に趙へと流れ着き、時の趙王・武霊王に召し上げられて重用を受ける。
武霊王、恵文王、孝成王と代々の趙王に仕えてきたが、その次の悼襄王の代より将軍としての地位も得た。
(これは悼襄王の失策で廉頗、楽乗の二将が出奔したことの穴埋めの措置でもある)。
将軍としては当時は侮られていた者の、旧知であり燕国随一の名将である劇辛が趙を攻めた際には大勝し、
劇辛を戦死させ、二万人の燕兵を捕虜としている。
将としての実力を示し、翌年には六国のうちの五か国(趙、魏、韓、楚、燕)の合従軍を、楚の
春申君と連動して率いるも、蕞城を抜けず敗走。
秦による鄴攻めの際には燕国を攻めており、鄴周辺の城が陥落した際には祖国を救うべく数100kmの道のりを強行軍して南下するも、間に合うことはなかった。
この年に自身を将軍とした悼襄王が没し、次の幽繆王の代からは史書から名前が消えた。
史実に於いて非常に謎の多い人物であり、兄弟の存在が確認されている蘇秦同様に二人以上の人物が複合されているという攻撃的な説も存在する。
史書の内容を鵜呑みにする場合は、極めて甘く見積もって武霊王時代に20代前半だったとしても70代、普通に考えれば80~90代で将軍となったことになる。
活躍期間の短さと、当初は侮られていたという事実から超高齢で将軍となったとすることも考えられなくもないが…
なお、史書の一部分のみ名前が龐煥となっている場所があるが、誤字とする説と別人(兄)とする説がある。
今回、サーヴァントとして現界した龐煖は、武霊王時代の龐煖と、悼襄王時代の龐煖を別人物として捉えた複合サーヴァントとなっている。
最終更新:2020年03月26日 22:42