【元ネタ】史実
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】ハロルド・ゴドウィンソン(ハロルド二世)
【性別】男性
【身長・体重】178cm・71kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷EX(B~A++) 魔力D 幸運D 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
【固有スキル】
カリスマ:B-
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
彼が戦死した後も配下のハスカール(私兵)は最後の一人に至るまで果敢に戦い、討ち死にしたという。
神速:A
その行軍の速さ、戦場での電光石火ぶりより霊基に刻まれた技能。
戦闘を継続すればするほどに敏捷のステータスが上昇する。
戦闘続行:B
瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。
水辺の守護者:C
海岸の守護者として葬られた逸話から。
水辺を認識した時、自身の防御力が上昇する。
【宝具】
『分領墓穴(ユア・グレイブ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
ハーラル三世に与えるものについて墓穴の分の領土のみを与えると述べた逸話から。
自身が掌握した霊地に、対象の身長と同程度の墓穴を掘っておくことで、対象を死の運命の軛によって縛り付ける。
具体的には対象は被ダメージ量が増大し、行う判定がファンブルしやすくなる。
【Weapon】
『戦斧』
【解説】
アングロ・サクソン系最後のイングランド王。
武勇に優れたが、征服王
ウィリアム一世(ギョーム二世)と戦い、敗死した。
ゴドウィン家一門は権力基盤が脆弱なエドワード懺悔王の外戚として勢威を振るい、
一度は追い出されるも、力によって復権し、以後はエドワード懺悔王の政権(実質的にはゴドウィン家の勢威)を武の面で支えた。
ハロルドは特に武勇に優れ、外敵の撃破や内乱の鎮圧に奔走。
特にグリフィズ王を敗死させた事は特筆すべき事柄ではあるが、
王権・ゴドウィン家と他貴族の亀裂は深く、その統治は難航した。
北方、ノーザンブリアにおいてもハロルドの弟トスティの統治を不満として反乱が起こり、ハロルドはこれに譲歩してトスティを追い出している。
転機となったのはハロルドがノルマンディへの外交に赴いた際に漂流し、
ノルマンディ公ギョーム二世に保護された事である。
この際、ハロルドがギョーム二世に臣従を誓ったとも、エドワード懺悔王の没後、速やかに王位を譲る約束をしたともされるが、
真実かどうかは非常に疑わしい。
しかし、帰国後のハロルドは明らかにノルマンディへの警戒を強めており、その野心を知ったことは確かなようだ。
エドワード懺悔王はハロルドを後継者に指名して没し、ハロルドは王として即位する。
この時、ハレー彗星が接近し、凶兆ではないかと噂されたという。
その後、過去追い出されていた弟トスティの侵略、それと手を結んだハーラル三世(苛烈王)の攻勢、
王位を奪おうとするノルマンディー公ギョーム二世の侵攻と、各方面からの攻撃を受けた。
この危機に対し、ハロルドはまずトスティ・ハーラル連合軍に対処。
一日に約65kmという超強行軍で四日間走り抜け、戦地へと急行。
(この驚異的な速さはハロルドの軍の統率力が並外れていたことを意味する。
ちなみに近代のナポレオンは一日20~25kmの進軍速度で「驚異的な進軍速度」と称えられている。)
油断していたトスティ・ハーラル連合軍を急襲し、両名を戦死させた。
その後、一日に約27kmというこれまた急行軍で十四日間走り続け、
ヘイスティングスの地でギョーム二世と激突する。
急行の甲斐あって高地の丘を先んじて確保できたイングランド軍は、
ギョーム二世のノルマンディ軍に対して有利に戦闘を進めたが、
ギョーム二世の偽装敗走によって陣形を崩され、反転迎撃を受けて壊滅した。
ハロルド二世は自らの目に矢を受けても不屈の闘志で戦い続けたともされるが、
この勇猛な王が乱戦の中で戦死すると、イングランド軍は一気に崩れ、ギョーム二世の勝利が確定した。
最終更新:2020年03月26日 22:44