【元ネタ】
アーサー王伝説
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】ガラン・ル・ルー
【性別】男性
【身長・体重】192cm・90kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力C 耐久E 敏捷A 魔力B 幸運D 宝具C
【クラス別スキル】
気配遮断:A
人馬とも気配の遮断と可視光域・可聴域における透明化が可能。
攻撃態勢に移っても透明化は保たれるが、気配の遮断は解除される。
【保有スキル】
無力の殻:A
騎乗していない時の彼はサーヴァントとして感知され難いが、
気配の遮断はできず基本能力も下降し、死を纏う者による武装具現化も不可能となる。
或いは、傷により力を失い騎乗も叶わなくなる漁夫王に呼応する性質である。
死を纏う者:B
周囲に災厄を振り撒き、死をもたらす魔性の存在としてのスキル。
神話的に“魂を漁る神”へ連なる漁夫王、その影にして対立存在として備える能力。
無頼漢:B-
騎乗・
単独行動の複合スキル。
大酒・大食にも強くなっているが、その性格から“宴に強い”とは言い難い。
【宝具】
『彷徨える亡者の騎行(メニ・エルカン)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0~2 最大捕捉:2人
炎を鼻から吹き出す黒馬。
炎は不治の傷を負わせる事ができ、
アサシンもこれを武装に纏わせ駆使する事が可能。
馬かアサシンの消滅により不治効果は解除される。
【Weapon】
『禍々しい騎乗戦装備』
死を纏う者スキルによって生じさせる特殊武装。
徒歩時は現界後に何某か調達しない限り丸腰である
【解説】
ペルアン(ぺラム)王の兄弟、『赤毛の』ガラン(ガルラン、
ガーロン)。
大柄で血色の良い身体の、赤褐色の髪をした男性。
武装している時は、そう望めば誰にも見られずに済む特殊な力を持っていた。
馬に乗っている時でさえ(逆に、この力は騎乗中のみだとも言う)見えないのである。
彼は何人もの良き騎士を、ベイリン卿の眼前で殺された者を含み、殺して来ていた。
また彼は槍試合で自分を打ち破った騎士の息子に仕返しとして重傷を負わせており、
騎士が言うには息子の傷はガランの血が無くば決して癒えぬとの事であった。
ベイリン卿はペルアン王の事は知っていたがガランの事やその姿は知らず、
ペルアンの饗宴で他の騎士に問うて初めて姿を見る事ができた。騎士が話す事には、
ガランが姿を消せるのは武装をしている時だけ。仮に自分が彼に報復したいなら
非武装の所を狙わねば見つけられまい。だが非武装の彼を武装した自分が襲ったら
その後は臆病者、卑怯者として罵られ蔑まれる事になってしまうだろうね。
ベイリン卿は思案する。ペルアンの饗宴には大勢の騎士が集って来ており、
もしも王の兄弟ガランをこの場で殺したなら、とても生きて逃れられないだろう。
仮に、自分がこの世で最も優れた騎士六人分の武勇を誇っていたとしても、だ。
だが今を逃せば、非武装で姿を隠す事ができないガランを押さえる機会はあるまい。
思い悩み、顔を伏せて饗宴の料理や酒に手を付けずにいたベイリンをガランは見咎め、
饗宴を侮辱するつもりで飲み食いしていないのだと思った彼はベイリンの顔を殴った。
「顔を上げて飲み食いするがい、考え込んでばかりいないでな、不健康者め」
「これが貴様に受ける最初の侮辱ではないぞ」とベイリンは怒りに我を忘れて言い、
「そうかい、やれるもんなら報復してみるんだな」とガランは言い放った。
ベイリンはその通りにした。
実に迅速に、その場で、一撃で頭から胸まで叩き切ったのである。
最終更新:2020年03月28日 20:44