ペルアン

【元ネタ】アーサー王伝説
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】ペルアン
【性別】男性
【身長・体重】192cm・90kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷E 魔力C 幸運E 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:A
 揺るぎない信仰心によって高い抗魔力を発揮する。
 教会の秘蹟には対応しない。

【保有スキル】
懲罰の聖痕:C
 不思議な剣帯の剣を抜いた時、或いは
 ベイリン卿が聖槍を用いた時、彼は聖槍から両腿の間に不治の傷を受けたという。
 秘蹟の効果が向上しているが、敏捷が下降し、魔力生成の能力は失われている。
 加えて、跨って乗るタイプの如何なる乗騎にも騎乗する事ができない。

聖杯の騎士:E
 今や不適となった、かつての聖杯守護の王。
 HP自動回復の能力を持つが、この能力では最大HPの半分までしか回復できない。

神性:E
 ノドンズやヌァザに対応するとされる、弱い神霊適性。
 対霊魔術、概念攻撃に対して若干の耐性を有する。

黄金律:EX
 城を崩す震災と地を砕く落雷により破滅した『荒れ地』の不具王。
 彼ばかりか、その周囲の者さえも富の運勢から遠ざけられる。

【宝具】
『懲戒の尖杖(キリヴァギル)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~3 最大捕捉:1個
 ベイリン卿の剣を砕いた、大きく頑丈な木製の杖。
 この杖によって一点でもダメージを与えられた武具は、その時点で破壊される。
 完全にダメージを防いだ場合、より高ランクの不壊の逸話を持つ武具、および
 教会が公的に聖職者へ許可している品はこの効果を免れる事ができる。
 ただし、裏組織である聖堂教会の武装は“公的な許可”とはみなされない。

【解説】
 リスティノワーズのペルアン(ペラム)王。
 聖杯と聖槍を保管するコルブニック(カーボネック)城の主、後に不具王。
 アリマタヤのヨセフの妹エニジュスとその夫ブロンの子ヨシュアの子孫、
 ランバール王の子、ペレス王の父、ガラン・ル・ルーの兄。

 ベイリン卿が城の宴席の場で王弟ガランを討ち果たした時、
 ペルアンは奴を生かしたまま自分の前に連れて来いと臣下に命じたが、
 ベイリンに「御自ら来られよ」と煽られて考えを変え、武器をとった。

 ペルアンは聖杯と聖槍を保管する城の主であった。疑いなく優れた騎士、
 神の前に善き者、当時の大ブリテン全土で最も神の覚えめでたき君主だったという。
 しかしその彼が、弟の死と挑発によって怒りと悪意に染まり、復讐の鬼と化す。

 ペルアンは大広間の真ん中にあった杖の所へ走り、ベイリンの剣を側面から打った。
 すると柄だけを残して剣は砕けた。ベイリンは剣に換わる武器を求めて城内を走る。
 ペルアンが仇を追い掛け回し、そして追いついた時、ベイリンは槍を手にしていた。
 城に至る前も、槍を手に取る前も、繰り返し人や神に警告されたベイリンだったが
 基本的に忠告を聞かない彼は槍をとって振り返り、王の両腿とその間を共に貫いた。

 引き抜かれ、元の位置に戻された槍は、元通りに何の支えも無く直立した。
 そしてベイリンがその場を立ち去ろうとしたその時、地が激しく揺れ始め、
 城内の者達が恐怖する中、人々と国土への罰を宣言する天の声が響き渡る。
 国は荒地と化し、王の傷は癒えず、聖杯探求成就の時までそれは続くというのだ。
 曾孫ギャラハッドが探求を成すまで、ペルアンの苦痛は止まないのである。

 そして、城を崩す局所的な激震と、地を砕く落雷の雨は三国を破滅させた。
 ヴァルラン王の振るった『不思議な剣帯の剣』がペルアンの父ランバール王と
 大地を共に切り裂いた際の“一撃”をなお上回る惨事であったという。
最終更新:2020年03月28日 20:50