クィントゥス・ファビウス・マクシムス

【元ネタ】史実
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】クィントゥス・ファビウス・マクシムス
【性別】男性
【身長・体重】172m・65kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷D 魔力C 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

【固有スキル】
カリスマ:D
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
 カリスマは稀有な才能で、戦時限定のリーダーとしては破格の人望である。
 第二次ポエニ戦争のほぼ全ての期間において、共和制ローマの主導者としてハンニバルに対抗した。

仕切り直し:D
 戦闘から離脱する能力。

心眼(真):C
 15年に渡って戦時の祖国を率いた事によって培った洞察力。
 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”
 逆転の可能性が数%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。
 ファビウスの場合、戦略や政略においてもこの効果が発揮される。

戦闘続行:D
 持久の覚悟。
 外傷による戦闘判定へのペナルティを軽減する。

破壊工作:D
 戦闘を行う前、準備段階で相手の戦力をそぎ落とす才能。
 ランクDならば、相手が進軍してくる前に一割近い兵力を戦闘不能に追いこむ事も可能。
 ただし、このスキルが高ければ高いほど、英雄としての霊格は低下していく

【宝具】
『損耗強いる護国の盾(スクトゥム・ロマエ)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:0~10 最大捕捉:100人
 徹底してハンニバルとの決戦を避け、“ローマの盾”と称えられたファビウスの戦いの象徴。
 自身も含めたレンジ内に存在する味方への攻撃の命中率と攻撃力にペナルティを与える。
 また、レンジ内に存在する敵の体力や魔力の消費量と消費速度を倍増させる。
 この宝具は常時発動型である為、ファビウスのマスターによる潤沢な魔力供給がないと、その真価を発揮できない。

【Weapon】
『無銘・投槍』
 ローマ軍の歩兵が用いた投槍。近接戦にはあまり適さない。

【解説】
 共和制ローマの軍人であり政治家。第二次ポエニ戦争における活躍から、“ローマの盾”と称された。
 経験豊富な政治家であった彼は、第二次ポエニ戦争において議会から独裁官に任命され、ハンニバルへの対処を担う事となる。
 ファビウスは故郷を遠く離れ、カルタゴ本国からも支援を受けられないハンニバルは兵站が弱点と看破し、徹底して決戦を避けた持久戦を採用する。
 この戦略はハンニバルによって略奪される地域の住民や兵士ら、さらに元老院から多くの批判を招き、一時は軍の一部の指揮権も手放さざるを得ない状況にもなった。
 しかし、カンネーの戦いでハンニバル軍によってローマ軍が殲滅された事により、ファビウスの戦略こそが最善である認められ、その後はローマの主導者として第二次ポエニ戦争を戦っていく。
 紀元前203年、大スキピオによるカルタゴ本国侵攻によって狼狽したカルタゴ政府によってハンニバルは故国に戻る事となり、ローマ本国は遂に仇敵を領土から追い出す事に成功。
 同年、ハンニバルの退去を見届けるようにしてファビウスはこの世を去る。彼の葬儀は、ローマ市民が出し合った金で行われたという。
最終更新:2016年09月24日 12:49