吉備真備

【元ネタ】史実、江談抄、宇治拾遺物語etc
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】吉備真備
【性別】男性
【身長・体重】160cm・53kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷C 魔力A 幸運B 宝具A+
【クラス別スキル】
陣地作成:B
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 “工房”の形成が可能。

道具作成:C
 魔術的な道具を作成する技能。
 書の複製や、霊符、呪符といった魔術礼装の作成。

【固有スキル】
神々の加護:B
 住吉明神、長谷寺観音、阿倍仲麻呂といった神々の加護。
 危機的な局面において優先的に幸運を引き寄せる能力。

陰陽道:A+
 大陸の思想魔術を受けて打ち立てた日本独自の魔術体系。
 万物の吉兆を占い、怨霊や怪異などの災厄を退けるほか、
 他者を呪ったり、また式神の使役や、結界構築に長じる。

軍略:C
 宝具『六韜三略(りくとうさんりゃく)』の所持。
 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
 自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。

高速思考:B
 物事の筋道を順序立てて追う思考の速度。
 特に学習や謎解きにおいて大きな効果を発揮する。

【宝具】
『吉備大臣夢盗り譚(きびのおとどゆめとりたん)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 国守子・太郎君の夢を我が物とした逸話の具現。
 他者の未来における繁栄を簒奪した“運命の乗っ取り”という能力。
 観測、または確定された未来に対して発動が可能な、
 因果律・時間軸上の相関関係を自身のものに改変することによる、
 事実上の“将来簒奪”である。

『聡慧総目録(そうけいそうもくろく)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
 吉備真備所蔵の、『六韜』『三略』『金烏玉兎集』『刃辛内伝』といった書籍群。
 それら一切を一冊に集約させたこの巻物からは、任意の“書”の力を引き出し行使できる。
 書は魔術や宝具行使のバックアップや補助として機能し、
 またこれらを独自に現界させ、書を他者に譲渡して使わせることも可能である。
 他の魔導書などをこのコレクションに取り込むことも可能だが、ランクで上回られる書は弾かれる。

『雙六日月封(すごろくにちげつふう)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
 阿倍仲麻呂の霊に用意させた、賽、盤、筒。
 これらはそれぞれ“光の集積”“光を魔力へ分解”“魔力の吸収”の役割を負っており、
 超広範囲に渡って任意で光子を取り集め、陽光や星光はもとより、魔術・宝具による光すら無効化する。

【Weapon】
『渡来弓箭』
 遣唐使・吉備真備が唐から持ち帰った武器の代表格。
 当時の最先端を行く唐式の弓矢。

【解説】
 吉備朝臣真備。奈良時代の政治家、学者。
 菅原道真と共に、学者でありながら大臣の地位にまで登り詰めた特例。
 下道氏に生まれ功績を挙げ、吉備の氏と朝臣の姓を賜る。
 遣唐使として多量の書物や楽器、武器などを持ち帰り、特に日本兵法の祖、日本陰陽道の祖と称される。
 『江談抄』や『今昔物語集』『宇治拾遺物語』などでは伝説化され、
 阿倍仲麻呂の霊や神仏の助けを借りて試練を乗り切り、
 日月を封じたり、鎮魂を行ったり、また他人の夢を乗っ取るなどの奇跡を見せている。
最終更新:2016年09月28日 21:32