ベズワル・ビャルキ

【元ネタ】ロルフ・クラキのサガ
【CLASS】セイバー
 【マスター】衛宮 士郎
  【真名】ベズワル=ビャルキ
  【性別】女
  【身長】168cm
  【体重】56kg
  【属性】秩序・善
【ステータス】筋力A 耐久A 敏捷D 魔力C 幸運D 宝具A+
【能力】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法など
大掛かりな魔術は防げない。

騎乗:D
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み程度に乗りこなせる。

【保有S】
戦闘続行:A
往生際が悪い。運命にも刃向かう不屈の闘志。
瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。

戦士の聖餐:B
戦士としての信仰。倒した相手の末期の返り血を浴びる事で、一度だけステータスが上昇する。
相手の最も高い能力値と同値、もしくはワンランク上昇する。

熊の毛皮の呪い:B
狂戦士としての類稀なる資質により得た呪い(祝福)。理性が吹き飛ぶと肉体を熊の毛皮が覆い、狂戦士と化す。
ランクBの狂化スキルと同等の効果を得る他、同ランクの戦闘続行・単独行動スキルの効果がある。ただし
この状態は令呪であろうとも命令不可能。

【宝具】
スニュルティル・ラウヴィ(三度限りの勝利の剣)
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1-20 最大補足:1~100人
セイバーが父 毛皮のビョルンの正統なる後継者として岩盤より引き抜いた、生涯三度のみ抜き放った者に
勝利をもたらすという逸話を持つ「勝利の魔剣」。ひとたび封印の鞘より抜き放たれれば、大気中のマナと共鳴
して雷鳴のような轟音をあたりに響かせる。剣は周囲のマナを無尽蔵に吸収して雷に変換し、その刀身に夥しい
電荷を纏わせる。一振りすれば刃より幾重もの紫電が迸り、百の兵士さえも一撃で薙ぎ払う。また時間の経過と
ともに剣の帯電量は増加してゆき、最終的にはその全電荷を放出することによって発生する、雷の断層による
極大の一撃を放つ。セイバーはこの剣により、デンマーク王 ロルフ・クラキの領地を荒らす有翼の怪物を退治し、
ロルフ王の宿敵であったスウェーデン王 アティスルの近衛戦士を壊滅に追い込んだ。ヒャルヴァルトの謀反の
折も、セイバーはこの魔剣を抜き放ったが戦神オーディンの介入により破壊されてしまう。

トリール・ビャルキ(無窮の蒼天)
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:0 最大補足:1人
犬の足首を持つ"変身者" 次兄トリールからの贈り物である、魔剣封印の為の鞘。華美な銀の象嵌がなされた
氷のように蒼い地肌を持つ飾り鞘で、持ち主を生涯危険や災いより護り抜く効果があるとされる魔法の品。
魔剣起動の為の魔力炉心であり、"三度限りの勝利の剣"使用によってセイバーに一切負荷がかからないのは、
この宝具の効果のため。また発動中の刀身を鞘に納める事により、魔剣が最大出力になる前に魔力による帯電
を中断させることもできる。このフルパワー到達前に刀身へと溜めこまれた魔力は、鞘に予備魔力として貯蔵
される。この貯蓄された予備魔力は、セイバーの肉体修復や魔力補充のための予備電池に流用できる他、次に
発動する"三度限りの勝利の剣"のバックアップとして、その魔力を上乗せして威力を倍加させることも可能。
蓄電は最大2回まで可能。

【weapon】
ヴィーキング・アックス
ヴァイキングら北欧の民が好んで使用した、片刃の戦斧。当時は鉄器鍛造技術が未熟で剣は高級品であり、
一般には斧のほうが手軽に持つことができた。セイバーの用いる戦斧は通常の3倍、重さは9倍に及ぶ。

【特記事項】
熊の子ベズワル=ビャルキ。レイレ(デンマーク)の王 ロルフ=クラキを囲む戦士の中の第一の者。
北ノルウェーの王シグルドリングの息子で、巫女の呪いを受けた変身者ビョルンの第三子。長兄フロシは腰から下が
狼(もしくは鹿)、次兄トリールは足首が犬で、ベズワルは完全な人間だったが、力は熊だった。
狩りの折に謀略により殺された父の仇を討ち、二人の兄すら抜けなかった岩盤に突き立てられた生涯に三度しか使え
ない魔剣を抜き放ち、これを継承する。その後母の元を離れて兄二人を訪ね、長兄からは血を通してさらなる剛力を、
次兄からは銀の象嵌がなされた氷のように蒼い地肌を持つ魔法の鞘を授かる。二人はそれぞれベズワルを暖かくもて
なし、彼がもし敵の手に掛かるような事があれば必ず仇を討つ誓いを立てて、送り出した。
その後ベズワルは仕官先を求め、当時名高きレイレの王 ロルフ=クラキの宮廷に向かう。その途上、とある農家に
宿泊するが、同じくレイレの宮廷へと仕官に向かったホートという息子の話をされ、便りのない彼の安否を確認する
約束をする。すぐに件のホートと出会えたものの、彼は食卓の残り物の骨を投げつけられて虐待されていた。この事
に憤りを覚えたベズワルは、彼を井戸に連れて行って体を洗い、宮廷の食卓へと連れて行き、自分の隣に座らせた。
戦士たちはすぐさまホートとベズワルに骨を投げつけたが、ベズワルは応酬し、骨を投げた戦士の一人を殺してしまう。
以前からこの習慣を憎んでいたロルフ王は戦士を殺害したベズワルの行いを許し、彼を宮廷を囲む戦士の一人として
迎える、ホートは彼の従者となった。その後にあげた幾多の武勲により、ベズワルはロルフ=クラキの戦士の中で
"第一の者"と称されるようになった。
ある夜、戦士たちが集った折、彼らはロルフ王より外出を禁じられる。デンマークの地には、ある時期に有翼の巨大
な獣が姿を現わし、彼の領民や家畜に多くの被害を出していた。何度か彼の戦士たちが討伐しようとしたが、何人も
返り討ちに遭ったので、これ以上の犠牲を出さないようやり過ごすようになった。それを聞いたベズワルは、ホート
のみを連れ、父の魔剣を抜き放ち討伐する。ホートはこの魔物の血を飲み、勇敢な戦士となった。

その後ロルフ王の宿敵で父王の仇、スウェーデン王 アティスルの元に遠征に出向いた折には、ベズワルは十二人の
ベルセルクのひとりとして付き添った。そしてアティスルが彼らを宮廷に招き客人として迎えると偽り、武装した戦士
たちで取り巻いた時は父の魔剣を抜き放ち、雲霞のごとく押し寄せる戦士たちを斬り伏せ、獅子奮迅の活躍を見せた。
アティスルの妃でロルフ王の母でもあるウルサの助けもあり、ロルフ王一向は何とか遠征から無事帰還した。
その後デンマーク軍はアティスルを誅殺するが、ついに運命の日がやってくる。その後スウェーデンの総督の地位に
就いたヒャルヴァルトと、王の父違いの妹でその妻スクルダが謀反を企んだのである。
アティスルの血を引くスクルダはデンマークに貢納を支払うことを恥じていたのである。そして大量の武器を貢物の
ように見せかけ、ヒャルヴァルトを通じてデンマークの王都レトラに運び込む。
盛大な酒宴が催されたが、客であるスウェーデン人たちは泥酔するのを避け、デンマーク人たちが酔って寝込んでいる
間に、運びこんだ武器を取って武装して彼らに襲いかかった。宮殿に乱入したスウェーデン兵に対し、デンマーク兵の
多くは全く抵抗できなかった。この時もベズワルは父の魔剣を抜くが、ロルフの宮廷は運命により滅ぶ定めと決められ
ていた為、大神オーディンが姿を現わしグングニルの槍で剣を粉々に打ち砕いてしまう。
ベズワルはこの時、「戦いの恐怖と自分を呼ぶ片目の男は、どこにいるのだ。彼奴は例のマントを着て変装しているのか?
どこにいるのか、姿をみせろ。彼奴が空を飛ぶ例の馬に乗っているのなら、俺が引きずり下ろして、ひねり潰してやるわ。
われわれの首領を裏切った、嘘つきの巨人め!」と叫ぶ。ベズワルにとって、神への畏れよりも王からの恩義のほうが
はるかに重かったのである。そして勇敢に戦ったものの、最後はロルフ王と彼らの戦士たちと共に倒れた。
スクルダは戦で夫を喪うものの、デンマークを支配する。が、まもなくベズワルの二人の兄達の復讐の刃に掛かり果てた。

【特記妄想】
ベオウルフと同一視されているデンマークの大英雄。
見た目はまどか☆マギカ最終話に登場した熊の魔法少女とアイマスの美希(金髪)足して2で割ったような感じ、
通称クマバー。びっくりしたときの叫び声は「クマーーーー!」。童顔ムチムチわがままボディの持ち主で、
そのうえ性質が悪い事に全く警戒心が無い。故に思春期まっさかりのマスターにはかなり堪えるモノがある。
性格は何でもかんでも腕力に物をいわせて突破するという単細胞そのもので、搦め手に面白いほど引っかかる
うえ学習能力がまったく無い。またデンマーク馬鹿にすると本気で怒る、というより必死になる。
好きなものは暖炉の前でうたた寝することと、頭を優しく撫でられること。嫌いなのはズルといぢめ。

最初はゴツいおっさんにしようと思ったけど、電波(お告げ)が来たので……
最終更新:2016年09月28日 21:47