【元ネタ】史実+セルビア叙事詩+南スラヴ伝承etc
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】
マルコ・クラリェヴィッチ
【性別】男性
【身長・体重】228cm・186kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷B 魔力C 幸運A+ 宝具A++
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:A+
騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。
ただし、竜種は該当しない。
【固有スキル】
勇猛:A
威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
また、格闘ダメージを向上させる効果もある。
心眼(偽):B
直感・第六感による危険回避。
精霊の加護:A
妖精ラヴィヨラの祝福により、危機的な局面において優先的に幸運を呼び寄せる能力。
その発動は武勲を立てうる戦場においてのみに限定される。
戦闘続行:B
生還する能力。
瀕死の傷でも戦闘を可能とし、致命傷を受けない限り生き延びる。
【宝具】
『勇み猛る継承の槌(サクセション・ミュロス)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
六枚羽根の突起を打撃部に持つ槌矛。
所有者に“英雄”属性を付与、『勇猛』を習得させて潜在能力を引き出し、
歴代の使い手たちの豪勇を後代に引き継がせる能力を持つ。
新たな勇者の誕生と共に再びこの世に現れるというこれは「新たな勇者を生む」宝具であり、
英雄であるライダーに対しての恩恵は既に無い。
『斑紋剛馬(シャラッツ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
一説にラヴィヨラから贈られたともいう愛馬。
千里眼を持った斑模様の馬で、数々の戦場を共に潜り抜けたマルコ最大の戦友。
動物的勘と合わせた超遠距離の敵の補足や擬似的な未来予知を可能とし、
擬似的なレイラインとして機能する、主人と共有する精霊の因子から情報を伝達する。
『天地弄す若き王(クラリエヴィチ・マルコ)』
ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
神の天地創造を手伝って街を創り上げたという剣。
英雄マルコの伝説に仮託されたスラヴ神話が剣の形で具現化した宝具であり、
自身の伝説から神話の因子を汲み上げることで様々な奇跡の行使を可能にする。
それは擬似的な不死・蘇生・復活や昇天伝説の再現、霊格の向上、
巨人性の習得、限定的な創造、空想具現化、大規模自然干渉などである。
【Weapon】
『無銘・黄金剣』
三箇の宝石と三重の黄金柄を持った宝剣。
父王ヴカシンの形見ともスルタンの下賜品ともいい、町三個分の価値があるという。
【解説】
マルコ王子(クラリエヴィチ・マルコ)。ユーゴスラビアの大英雄。マルコ・ムルニャヴチェヴィッチ。
オスマン帝国に臣従しスルタンの信任も厚い豪将。マルコ王(クラリ・マルコ)、小王(マリ・クラリ)とも。
狼皮の毛皮帽と外套を身につけ、6ヶ月の子羊の如きの口ひげを蓄え、槍と剣と槌矛とワインを携え、
千里眼を持つ愛馬シャラツの上から黄金の槌矛を振り回し、時には知略を用いて強壮なる敵を相手取る。
一説にはビラ(スラヴの精霊、ニンフに同じ)が母であるともされ、同じくビラのラヴィヨラの加護を受ける。
300歳で死の運命を悟って山に臨み、武器を壊し愛馬を葬り死去。その遺骸は7日後に修道士に発見された。
今は洞窟で眠っており、いつか復活してセルビアの独立を勝ち取るのだともいう、叙事詩を代表する国民的大英雄。
史実上の彼は、父王の死後オスマン帝国スルタン・バヤズィトに臣従した武将で、ワラキア軍との交戦中に戦死した。
後代、全ユーゴスラビアの英雄として祭り上げられ、南スラヴの民間伝承などでは旧神話と混ぜられて、
山頂を踏み頭で雲を打つ巨人とされたり、天地創造に関わって神を助けただのといったブッ飛んだ伝説が付与された。
なお、父ヴカシン・ムルニャヴチェヴィチ王の死後、取るに足らない地方領主にまで零落したこの男が、
どのような経緯で、セルビア、ひいては全ユーゴを代表する大英雄にまで神格化されたのかは謎とされている。
最終更新:2016年09月28日 21:57