冬姫

【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】冬姫
【性別】女性
【身長・体重】160cm・45kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷C 魔力A 幸運D 宝具C
【クラス別スキル】
陣地作成:D
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 ”結界”の形成が可能。

道具作成:E
 魔術的な道具を作成する技能。

【固有スキル】
対魔力:C+
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
 第六天魔王信長の血によるもの。
 特に、魅了など性別を利用した魔術に対しては高い抵抗を持つ。

魔術:C
 魔術など神秘を学んでおらずともオーソドックスな魔術を行使可能。
 第六天魔王信長の血によるもの。

【宝具】
『祟り滅すは怨讐の理』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1人
 城安寺の怪異。目上の者に祟るモノ。マスター殺し。
 対象のサーヴァントの魔力パスを経由してマスターへと向かう致死性の呪い。
 即死ではないがマスターの生命力を大量に奪う。その生命力は術者自身に還元される。
 ただしマスターが既に瀕死状態であるなど生命力の少ない場合は死んでしまうことも。
 魔力の源である生命力を大幅に削減されるため、サーヴァントが戦闘行為を行うのは困難になる。
 バーサーカーなど魔力消費の激しいサーヴァントや、
 宝具や攻撃手段に膨大な魔力を使用するサーヴァントには致命的な効果を発揮する。
 あくまで呪いであるため、魔力のランクがB以上ならば抵抗可能。

【解説】
 法名は相応院月凉心英。織田信長の次女。異説では長女。
 戦国時代から江戸時代初期の人物。蒲生氏郷の正室。蒲生秀行の母親。
 1569年、信長は蒲生氏郷の器量を早くから見抜いて、冬姫を与えて娘婿として迎えた。
 1595年、夫の氏郷が40歳の若さで他界すると、息子の秀行は会津から宇都宮12万石に減封・移封され、
 冬姫も共に宇都宮に移ったが、関ヶ原の戦いで秀行が東軍に与して功を挙げたことから会津60万石に戻される。
 しかし1612年に秀行が30歳の若さで死去し、その跡を継いだ孫の蒲生忠郷は1627年に25歳で死去した。
 忠郷には嗣子がなく、蒲生氏は断絶しかけたが、冬姫が信長の娘であることと、
 秀行の妻が徳川家康の娘振姫であったことから特別に、
 冬姫の孫に当たる忠知が会津から伊予松山藩20万石へ減移封の上で家督を継ぐことを許された。
 冬姫は1641年5月9日、81歳で死去した。墓所は京都の知恩寺。

 また、冬姫は美男子であった父・信長の血を濃く受け継いでいたらしく、類まれな美貌の持ち主だった。
 信長の娘という血縁に加え素晴らしい容姿、夫が早期に他界し未だ34歳と若い未亡人。
 そんな女性を女好きの豊臣秀吉が放って置くはずもなく、氏郷の他界後すぐに冬姫に自身の側室となるよう指示。
 しかし冬姫は、夫との貞操を守るために秀吉の下に尼の姿で現れこれを拒否。
 息子秀行が会津から宇都宮12万石に減封・移封されたのは冬姫に袖にされた秀吉が激怒したからだとも言われる。

 冬姫の怒りを買い自害を強いられた秀行の乳母の霊が寺の御堂に化けて現れ、
 その霊を書いた掛け軸が「絵を見た人物の目上の者が祟られ死ぬ」と言われるようになった怪異話も。
最終更新:2016年09月29日 19:13