源義家

【元ネタ】史実、陸奥話記、平治物語、その他
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】源義家
【性別】男性
【身長・体重】176cm・63kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷C 魔力D 幸運B 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

単独行動:C
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクCならば、マスターを失ってから一日間現界可能。

【固有スキル】
心眼(真):B
 修行・鍛錬によって培った洞察力。
 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”。
 逆転の可能性が1%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。

千里眼:C
 視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。
 さらに高いランクでは、透視・未来視さえ可能とする。

厄除けの加護:C
 帝を悩ませる病魔を退散させた事により得たスキル。
 病、およびそれに類する呪詛に対し、抵抗力を得る。
 弓弦を鳴らす事で、周囲にいる人間に対しても同様の効果を与える。

【宝具】
『神武命世の射(じんむめいせいのしゃ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:5~60 最大捕捉:1人
 “雷の如く奔り、風の如く飛び、神武命世なり”と称えられた義家の弓射。
 射撃の瞬間に、矢のみに作用する限定的な空間圧縮を行う。
 この効果により、その射撃は擬似的な零距離射撃となり、矢は放たれると同時に標的に到達する。
 矢以外は空間圧縮の影響を受けない為、第三者からすれば矢が一瞬で標的に命中したようにしか見えない。
 また、空間“跳躍”ではなくあくまで空間“圧縮”である為、盾や鎧、防壁等は有効である。
 なお、この宝具は常時発動型であり、義家が行う弓射は全てこの宝具の効果を受ける。

【Weapon】
『無銘・弓』
 義家が愛用した弓。
 七人張りの強弓で、三領重ねた鎧も軽々と打ち抜く事ができる。

【解説】
 河内源氏の二代目、源頼義の子。八幡太郎の通称でも知られる。
 平安時代後期の奥州で起きた前九年の役では、鎮守府将軍であった父に従って黄海の戦いを経験。
 この戦いで官軍側は数百の死者を出して大敗したが、義家は“神の如し”と称される抜群の騎射を見せた。
 また、同時期の出来事として、三領重ねた鎧を一射で貫通させた逸話も残る。
 白河天皇の警護役を務めた後、陸奥守に任じられると、豪族清原氏の内紛である後三年の役に介入。
 義家の調停に反抗した清原家衡、武衡らを討ち、清衡を助けたが、朝廷はこの戦役を義家の私戦とし、陸奥守も解任されてしまう。
 この為、義家は部下への報奨に私財を投じる事となったが、これは彼の武家の棟梁としての信望を高める結果となった。
 後三年の役から十年後、白河法皇の取り立てもあって院昇殿を許されるようになり、院の側近として活躍。
 反面、嫡男は讃岐に配流、三男と弟が私戦(常陸合戦)を行うなど一族で不祥事が相次ぎ、そんな状況の中、死去した。
 なお、義家に関する逸話・伝承は、源頼朝足利尊氏の先祖として英雄視された影響で誇張されている面もあるという。
最終更新:2016年09月29日 21:25