阪神・淡路大震災

摘要

日本時間平成7年(1995年)1月17日5時46分52秒に兵庫県淡路島北部沖の明石海峡(北緯34度35.9分、東経135度2.1分、深さ16km)にて発生したM7.3、最大震度7の「兵庫県南部地震」及びその地震に起因する一連の災害。近畿圏の広い範囲に被害が発生し、特に震源に近い神戸市街地は甚大な被害を受けた。

災害の特徴・キーワード


人的被害及び家屋被害の内訳

都道府県 人的被害 家屋被害
都道府県 死者 行方不明者 負傷者 全壊 半壊 全焼 半焼
兵庫県 6,402 3 40,092 104,004 136,952 7,035 89
大阪府 31 3,589 895 7,232 1 5
京都府 1 49 3 6
徳島県 21 4 84
奈良県 12
滋賀県 9
香川県 7
岐阜県 2
三重県 1
高知県 1
鳥取県 1
岡山県 1
6,434 3 43,792 104,906 144,274 7,036 96

特記事項

日本国内における活断層型地震としては平成年代最大の犠牲者を出した都市直下型地震。既存不適格の建物や固定されていない家具による圧死者が多数発生した。倒壊した家屋などからの救出後、クラッシュシンドロームによる犠牲者も多数発生した。また、地震火災による死者も多数出ているほか、日本地震史においてはじめて震度7を事後判定によって適用した地震としても著名な災害である。(判定は3日後の1月20日である)
兵庫県南部地震の当時は計測震度による震度7の判定は行われておらず、事後調査により実際の被害の程度によって判定されていた。計測震度による震度7の判定は1996年以降行われているが、実際の観測は2004年新潟県中越地震が初めてとなった。


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出典


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最終更新:2021年12月02日 00:03