押し殺した声が僅かに漏れる。熱くぬかるんだ肉にゆっくりと、しかし滞ることなく飲み込まれていく。
「狭……」
元親も短く呻いた。
かなり、きつい。体格差を考えても尚狭苦しい。
その中をたっぷりの蜜が埋め、震える内壁が元親を余計に煽る。
「やべ、……元就、お前……」
動くのが勿体ないほどの感触に、元親は暫し動きを止めた。
毛利は元親の胸板に手をかけ、指先を震えさせながら額も預けて何度も苦しげに喘いでいた。
やけにしおらしい仕草に、自分のモノがびくんと跳ねる。
「ぅあっ、ぁぁあぁっ、この、……ん、くっ」
悦楽と苦しさが混ぜ合わさった声が漏れ、びくんと背がそれた。
ぎゅっと中が締まり、また声が押さえられる。また、すぐに気をやっちまうかもしれない。
「元就」
呼ぶと視線が元親に戻る。
「鳴かせろ、だったよな?」
「、て……今、……はぁぁ、んっ、うぁっ」
元親は制止の言葉を聞かずに元就の中を探りはじめた。
不慣れそうな狭苦しさと、男に慣れきったような感じ方、そして躍動的な締め付け。
突き入れるたび震える、涸れることのない泉。
その底は意外に浅く、押し込んでも全ては入りきらないが、奥によく当たって先端を擦りあげると心地いい。
そのたび毛利は引きつった、しかし甘い嬌声を洩らして元親にしがみついてくる。
いつからかまなじりに涙がうっすらと浮かんでいた。
どうにも感じすぎて辛そうに見えるが、その腰は勝手に揺れ動いてこっちを貪る。
「ヒっ、……ァ、うぁッ、あぁぅ、ヒぁッ……」
多分、毛利は元親を銜えながら、何度か既に達している。
それでも涸れない。自失もしない。
それは元親も同じだ。
「本当、良い声だぜぇ、毛利元就……!」
膝の上で弾むように体をくねらせる毛利は、苦しげに首を振った。
只の堪える仕草、そんなことは解っている。
労るように、それとも煽るように手のひらで覆えそうな狭い背中を撫でてやると、
毛利は身を元親に押しつけるようにして逃れた。
その体に冷たさはもう残っていない。
白い肌の内側から紅潮し、熱をどこかに追いやろうと乱れ動いている。
体から香り立つ甘い、しかしどこか涼やかな匂い。
とっくに麻痺していてもおかしくないはずだというのに、
毛利の体からくゆるように立ちのぼって元親に絡みつく。
やばい。やっとそう思った。
「狭……」
元親も短く呻いた。
かなり、きつい。体格差を考えても尚狭苦しい。
その中をたっぷりの蜜が埋め、震える内壁が元親を余計に煽る。
「やべ、……元就、お前……」
動くのが勿体ないほどの感触に、元親は暫し動きを止めた。
毛利は元親の胸板に手をかけ、指先を震えさせながら額も預けて何度も苦しげに喘いでいた。
やけにしおらしい仕草に、自分のモノがびくんと跳ねる。
「ぅあっ、ぁぁあぁっ、この、……ん、くっ」
悦楽と苦しさが混ぜ合わさった声が漏れ、びくんと背がそれた。
ぎゅっと中が締まり、また声が押さえられる。また、すぐに気をやっちまうかもしれない。
「元就」
呼ぶと視線が元親に戻る。
「鳴かせろ、だったよな?」
「、て……今、……はぁぁ、んっ、うぁっ」
元親は制止の言葉を聞かずに元就の中を探りはじめた。
不慣れそうな狭苦しさと、男に慣れきったような感じ方、そして躍動的な締め付け。
突き入れるたび震える、涸れることのない泉。
その底は意外に浅く、押し込んでも全ては入りきらないが、奥によく当たって先端を擦りあげると心地いい。
そのたび毛利は引きつった、しかし甘い嬌声を洩らして元親にしがみついてくる。
いつからかまなじりに涙がうっすらと浮かんでいた。
どうにも感じすぎて辛そうに見えるが、その腰は勝手に揺れ動いてこっちを貪る。
「ヒっ、……ァ、うぁッ、あぁぅ、ヒぁッ……」
多分、毛利は元親を銜えながら、何度か既に達している。
それでも涸れない。自失もしない。
それは元親も同じだ。
「本当、良い声だぜぇ、毛利元就……!」
膝の上で弾むように体をくねらせる毛利は、苦しげに首を振った。
只の堪える仕草、そんなことは解っている。
労るように、それとも煽るように手のひらで覆えそうな狭い背中を撫でてやると、
毛利は身を元親に押しつけるようにして逃れた。
その体に冷たさはもう残っていない。
白い肌の内側から紅潮し、熱をどこかに追いやろうと乱れ動いている。
体から香り立つ甘い、しかしどこか涼やかな匂い。
とっくに麻痺していてもおかしくないはずだというのに、
毛利の体からくゆるように立ちのぼって元親に絡みつく。
やばい。やっとそう思った。
溺れちまう。




