戦国BASARA/エロパロ保管庫

潮の花48

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匿名ユーザー

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元就の体を持ち上げ、向かい合い華奢な脚を広げ跨らせた。柔らかい尻が元親の筋肉質の腿に乗り、つぶされる。
「あ、あ、あぅ…ひ…っ」
元就の声が、彼女の余裕の無さをありありと表していた。上唇の窪みに汗か涙か、透明な雫が溜まって落ちる。
元親は陰茎を挿入させずに、割り広げた女陰に裏筋を擦りつけた。
既に赤々と充血した大陰唇が、ねっとりと吸い付くように元親の性器を包んでいる。
達した体は貪欲に快楽を拾いあげる。乾いたばかりの汗が、何度も何度も噴き出して流れた。
暴れる鼓動を何とかして止めたい。(死ねばいいのか)ぎゅう、と心臓が握られたように苦しくなるが、元就には理由がわからない。
そこには確実に、抱きしめられて安堵する心が混ざりこんでいるのだが、彼女は目をそらした。認めたくない。
掴んだ自分を責める男の肩に爪をたてた。
同じく汗をかき、余裕のなさそうな元親がそれでもゆるゆると上下に動けば、粘りを帯びた水の擦れる音がする。
音と同じ間隔で彼女の喉からか細い悲鳴があがる。
きちんと人の言葉を使って抵抗を示したいのに、漏れ出るのは獣の鳴き声ばかり。
細かく途切れる小さな水音は、元就を更に追い詰めていった。
「ちょお、そか、べ…っ」
やっと紡いだ、抗議するべき相手の呼び名は、呼ばれた本人が即座に否定した。
「名前で呼べよ…こういう時には。もとちか、ってよ」
ぎゅう、と目をつぶって元就は頭を横に振る。このように体を密着させて、あられもない姿を見せ、
その上名前でまで呼び合うようになってしまったら。そんな過度の馴れ合いはいらないらない…!
「ほら……もとなり?」
ふいに耳の近くで名を呼ばれ、元就は肩を強張らせる。
元親が囁くために上体を傾けた結果、下肢が更に強く押し付けられ、痛みを感じた。
視線を下げれば、今までろくに意識したこともない性器が異様に変化している様が目に入り、
背けて顔をあげれば、今度は自分を責め立てる男が、何やら理解に苦しむ表情を浮かべている。
(こわい…怖い)
そうだ。そういえばそうだった。…この男は鬼だったのだ。
忘れていた。この男があんまり陽気に笑うから。

幼い頃、元就が何か仲間といたずらをして、兄に叱られた事があった。
何をしたのかはもう忘れてしまうくらいたわいも無い事だったけれど、元就はその時の兄の言葉を覚えていた。
『悪い子は、鬼が来て食べられてしまうんだよ』

そうだ。きっとそうなのだ。松寿がわるいこだから、だから鬼が喰らいついてきてるのだ。
今度は何で怒られているのだったか。部屋で剣の稽古をして、壷を割ってしまったから?
飼い犬の顔に落書きしたから?それとも…

それとも、松寿が悪い大将だから?

ああそうだ。そうに違いない。兵を捨て駒と呼んで、人を陥れる策を使うから。囮になって死んだ兵士を、さも当然の事と扱う。
そんな非道な振る舞いを優しい兄が悲しまないはずがない。
だからこれは罰だ。兄を悲しませ、人命を軽んじた、罰。
無知なくせに智将などと呼ばれ、けれど本当のところは大事なことは何一つ知らず放置してきた。
生物にとって一番重要であろう、繁殖の仕方も知ろうともしなかった。自分勝手な人嫌いを理由に。
そこを鬼につけこまれた。当然だ。(松寿は、わるいこだから)
ほら、今まさに鬼は耳を噛み砕いている、柔い胸を引き千切ろうと。恐ろしい角で、串刺しにしようとしてる。
こんなに体が熱いのは、火炙りにされているからだ。
とろとろと蕩けそうなのは、炎が全身の脂を溶かしているから。
そうして剥き出しになった神経を、鬼が撫ぜる。その度に、浅ましくも悲鳴が喉を破ってしまう。
死にたくない、と。

思えば、とうの昔から自分が嫌いだった。
(みにくくて、よわくて、そのくせわるじえばかりはたらいて)
(きらいきらい。どうしてわたしは、だいすきなひとたちのようにはなれないのだろう?)
こんな事なら、家督は弟に譲ればよかった。
すべて捨て、思い出だけ抱いて、日輪を以ち斎く祝子の身へ。
潮の花49

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