「あ、ああ……」
浮遊感を感じながら荒い呼吸を整えているうちに、いつの間にか手首の縄が解かれていた。
このまま床に転がっていたいと思っているのに、佐助の腕がかすがの体を無理矢理起こす。
唾液の滴る口元を指で拭う感触に眉を歪めると、
「はいはい。起きた起きた、っと」
佐助は咎めるような顔つきで、かすがの尻を軽く叩いた。
「んんっ」
汗ばんだ頬に張りつく髪をそのままに、佐助の体にもたれかかるようにして立ち上がると、
彼の肩ごしに氏政と目が合う。
物乞いのような目つきは一国の主に相応しくなく、だからこそ余計に印象的だった。
腹の奥から新しい液汁が湧き出すのを、かすがは感じた。
氏政の視線が最後の後押しをした。そのことに気づいたのか、佐助はなにかを確信したような
怪しい表情を浮かべながらかすがの手を引き、わざわざ氏政が縛りつけられている柱まで
連れて行った。
四つん這いになれと言うのでそれに従うと、佐助は氏政を縛りつけてある柱の裏に背中を
預けて手招きする。
「はい、舐めてね」
あぐらをかいたまま着物をくつろげ、かすがの鼻先に男根を突きつけた。
ごくり、と喉が鳴る。
赤黒い肉塊は硬直しきって上向きに反っていた。
かすがは解放されて間もない手でゆっくりと筒を掴むと、舌を尖らせて先端をちろりと舐めた。
その行為に鼻息を荒くしたのは、間近にいながら傍観することしか許されぬ氏政だ。
興味津々といった様子で、突きつけられている苦無の存在も忘れたかのように首を伸ばして
こちらを見つめている。
氏政に気を取られているうちに、佐助は小太郎に向かってなにか合図を送ったようだった。
かすがが男根に本格的に舌を這わせ始めると、背後から小太郎が迫ってきた。
「んっ、ふぅっ」
ぬめった肌に熱いものが押しつけられると同時に、床に肘をついていたかすがの腕が佐助に
引かれる。
体勢を崩して上向いた尻に小太郎がのしかかってきた。
「はっ、ああぁーっ!」
膣肉を押し広げ、堅いものが一気にかすがの奥まで貫く。
深々と入ったのをさらに深くへ詰め込もうとするように、小太郎はかすがの腰を掴むと
痛いほど肉を擦り合わせた。
息を詰まらせていると、今度は佐助が肩甲骨のあたりを撫でながら催促してくる。
「んむっ、ふっ……うん」
かすがは佐助の太腿に手を這わせながら肉茎を飲み込んだ。しょっぱい味が口に広がる。
舌を蠢かせながら頭を上下に動かしていると、その動きに合わせるように小太郎が腰を使い
始めた。
かすがが男根を喉の奥まで咥え込んで軽くむせると、膣内に刺し込まれたものが揺さぶりを
かけてくる。小刻みに首を振ると、亀頭が抜け落ちるぎりぎりのところで進退を繰り返した。
「ふうんっ、うん、はふうぅうっ」
そのうち、どちらが動きを合わせているのか分からなくなり、かすがはとにかく佐助の
ものを頬張る作業に熱中した。
速い摩擦を繰り返せば、同じだけのものが胎内に返ってくるのだ。
じゅぷじゅぷと液体が跳ねる音も、もうどちらの側から鳴っているのか判別がつかない。
浮遊感を感じながら荒い呼吸を整えているうちに、いつの間にか手首の縄が解かれていた。
このまま床に転がっていたいと思っているのに、佐助の腕がかすがの体を無理矢理起こす。
唾液の滴る口元を指で拭う感触に眉を歪めると、
「はいはい。起きた起きた、っと」
佐助は咎めるような顔つきで、かすがの尻を軽く叩いた。
「んんっ」
汗ばんだ頬に張りつく髪をそのままに、佐助の体にもたれかかるようにして立ち上がると、
彼の肩ごしに氏政と目が合う。
物乞いのような目つきは一国の主に相応しくなく、だからこそ余計に印象的だった。
腹の奥から新しい液汁が湧き出すのを、かすがは感じた。
氏政の視線が最後の後押しをした。そのことに気づいたのか、佐助はなにかを確信したような
怪しい表情を浮かべながらかすがの手を引き、わざわざ氏政が縛りつけられている柱まで
連れて行った。
四つん這いになれと言うのでそれに従うと、佐助は氏政を縛りつけてある柱の裏に背中を
預けて手招きする。
「はい、舐めてね」
あぐらをかいたまま着物をくつろげ、かすがの鼻先に男根を突きつけた。
ごくり、と喉が鳴る。
赤黒い肉塊は硬直しきって上向きに反っていた。
かすがは解放されて間もない手でゆっくりと筒を掴むと、舌を尖らせて先端をちろりと舐めた。
その行為に鼻息を荒くしたのは、間近にいながら傍観することしか許されぬ氏政だ。
興味津々といった様子で、突きつけられている苦無の存在も忘れたかのように首を伸ばして
こちらを見つめている。
氏政に気を取られているうちに、佐助は小太郎に向かってなにか合図を送ったようだった。
かすがが男根に本格的に舌を這わせ始めると、背後から小太郎が迫ってきた。
「んっ、ふぅっ」
ぬめった肌に熱いものが押しつけられると同時に、床に肘をついていたかすがの腕が佐助に
引かれる。
体勢を崩して上向いた尻に小太郎がのしかかってきた。
「はっ、ああぁーっ!」
膣肉を押し広げ、堅いものが一気にかすがの奥まで貫く。
深々と入ったのをさらに深くへ詰め込もうとするように、小太郎はかすがの腰を掴むと
痛いほど肉を擦り合わせた。
息を詰まらせていると、今度は佐助が肩甲骨のあたりを撫でながら催促してくる。
「んむっ、ふっ……うん」
かすがは佐助の太腿に手を這わせながら肉茎を飲み込んだ。しょっぱい味が口に広がる。
舌を蠢かせながら頭を上下に動かしていると、その動きに合わせるように小太郎が腰を使い
始めた。
かすがが男根を喉の奥まで咥え込んで軽くむせると、膣内に刺し込まれたものが揺さぶりを
かけてくる。小刻みに首を振ると、亀頭が抜け落ちるぎりぎりのところで進退を繰り返した。
「ふうんっ、うん、はふうぅうっ」
そのうち、どちらが動きを合わせているのか分からなくなり、かすがはとにかく佐助の
ものを頬張る作業に熱中した。
速い摩擦を繰り返せば、同じだけのものが胎内に返ってくるのだ。
じゅぷじゅぷと液体が跳ねる音も、もうどちらの側から鳴っているのか判別がつかない。