佐助の両腕を頭上で捕らえ、恐怖におののく顔を覗きこむ。
美形というわけではないが人好きがし、見ていて心地よい造作だった。
特に、今のような状況では。
普段飄々と笑う忍びが瞳を潤ませ、哀願する様を小十郎は楽しみ、鋼のように禁欲的で真っ直ぐな瞳が情欲も露わに舌なめずりする様に佐助は怯える。
「お前からちょっかい出してきたんだろう?俺は忠告したぞ?」
滑らかな頬を舐め、細い首に噛付いた。
そのまま浮いた鎖骨に齧り付き、胸の突起を口に含む。
「あっ…やめて…」
ひくんと跳ねる身体の敏感さに小十郎は内心舌なめずりしながら、執拗にそこをなぶる。
吸い上げて、佐助が悲鳴を上げるまで噛む。
そして赤く腫れてしまったそこを、今度は優しく舐める。
喜んでいいのかさっぱりわからないまま佐助は何とか逃げようと身体をくねらすが、それは小十郎を喜ばせるだけだった。
「や、ねえ、片倉さんもうやばいやばいからあ」
悲しいほど敏感な肉体。
上半身への愛撫だけで下半身は濡れに濡れてしまっている。
小十郎もとうに気付いていて、鍛えられた太腿がたまに股間を擦り上げてくる。
「ね、お願いだから…」
小十郎の切れ長の瞳を見ながら訴えれば、願いが通じたのか佐助から半身を起こした。
ひとまず刺激がやんだことに安堵の息を洩らしたが、やはり尚早だった。
棒切れみたいに痩せた佐助の脚が、開かされた。
まさか本当にするのかと愕然とする佐助のくちびるを、小十郎は塞いだ。
肉厚な舌が容赦なく佐助の舌を絡め取り、蹂躙する。
絶え間なく注がれる唾液を必死に飲み下すが、重ねたくちびるの端から幾筋も零れていく。
堅物そうな顔をしている癖に、こんなにうまいなんて反則だとぼやけた頭が考える。
ちゅぶ…とくちびるが離れた。
熱がこもりぼうっと小十郎を見上げる。
「…あんなに可愛くおねだりされちゃあな…」
「…え…?」
「善くしてやるからな。お前は寝てるだけでいいぞ」
「ええ…?あ、ん…」
ぐちゃりと濡れた肉にめりこんだ。
小十郎の愛撫に完全に立ち上がっていた佐助の雄の上に小十郎が腰を下ろしたのだ。
佐助を味わうように根元までゆっくりと含んだ小十郎は、快感にくちびるを震わせる佐助の顔をうっとりと見つめ、腰を回した。
柔らかな肉に含まれ、刺激されて佐助は呻く。
引き締まった腰を上下させる小十郎の内は鍛えているおかげか狭く、強く締め付けてくる。
美形というわけではないが人好きがし、見ていて心地よい造作だった。
特に、今のような状況では。
普段飄々と笑う忍びが瞳を潤ませ、哀願する様を小十郎は楽しみ、鋼のように禁欲的で真っ直ぐな瞳が情欲も露わに舌なめずりする様に佐助は怯える。
「お前からちょっかい出してきたんだろう?俺は忠告したぞ?」
滑らかな頬を舐め、細い首に噛付いた。
そのまま浮いた鎖骨に齧り付き、胸の突起を口に含む。
「あっ…やめて…」
ひくんと跳ねる身体の敏感さに小十郎は内心舌なめずりしながら、執拗にそこをなぶる。
吸い上げて、佐助が悲鳴を上げるまで噛む。
そして赤く腫れてしまったそこを、今度は優しく舐める。
喜んでいいのかさっぱりわからないまま佐助は何とか逃げようと身体をくねらすが、それは小十郎を喜ばせるだけだった。
「や、ねえ、片倉さんもうやばいやばいからあ」
悲しいほど敏感な肉体。
上半身への愛撫だけで下半身は濡れに濡れてしまっている。
小十郎もとうに気付いていて、鍛えられた太腿がたまに股間を擦り上げてくる。
「ね、お願いだから…」
小十郎の切れ長の瞳を見ながら訴えれば、願いが通じたのか佐助から半身を起こした。
ひとまず刺激がやんだことに安堵の息を洩らしたが、やはり尚早だった。
棒切れみたいに痩せた佐助の脚が、開かされた。
まさか本当にするのかと愕然とする佐助のくちびるを、小十郎は塞いだ。
肉厚な舌が容赦なく佐助の舌を絡め取り、蹂躙する。
絶え間なく注がれる唾液を必死に飲み下すが、重ねたくちびるの端から幾筋も零れていく。
堅物そうな顔をしている癖に、こんなにうまいなんて反則だとぼやけた頭が考える。
ちゅぶ…とくちびるが離れた。
熱がこもりぼうっと小十郎を見上げる。
「…あんなに可愛くおねだりされちゃあな…」
「…え…?」
「善くしてやるからな。お前は寝てるだけでいいぞ」
「ええ…?あ、ん…」
ぐちゃりと濡れた肉にめりこんだ。
小十郎の愛撫に完全に立ち上がっていた佐助の雄の上に小十郎が腰を下ろしたのだ。
佐助を味わうように根元までゆっくりと含んだ小十郎は、快感にくちびるを震わせる佐助の顔をうっとりと見つめ、腰を回した。
柔らかな肉に含まれ、刺激されて佐助は呻く。
引き締まった腰を上下させる小十郎の内は鍛えているおかげか狭く、強く締め付けてくる。