氏政はある種の悟りを開いていた。
…強い者に喰われるも、取って変わられるも、世の常だ…と。
…強い者に喰われるも、取って変わられるも、世の常だ…と。
ならば、それに倣おう。
――だが、されるがままにはならん。
――だが、されるがままにはならん。
氏政は小太郎の首に腕を回し、唇を重ねた。
恐る恐る、小太郎の口内に舌を差し込み、小太郎の舌に絡ませる。
恐る恐る、小太郎の口内に舌を差し込み、小太郎の舌に絡ませる。
「……」
小太郎は相変わらず無言だった。
氏政のしたい様にさせてはいるが、小太郎もまた愛撫の手を緩めない。
むしろ、氏政の積極的な行動に呼応するかの様に、益々大胆になっていく。
氏政のしたい様にさせてはいるが、小太郎もまた愛撫の手を緩めない。
むしろ、氏政の積極的な行動に呼応するかの様に、益々大胆になっていく。
秘所をかき回す指を三本に増やし、抜き差しを繰り返す。
「ぁ…はあっ」
氏政は、快楽に耐え切れず、唇を離してしまった。
小太郎の愛撫に熱い息を洩らし、身体はビクビクと震え、指を締め付ける。
指を引き抜こうとすれば、肉壁や愛液が名残惜しげに絡み付いてくる。
今度は、指を抜き差ししながら、秘肉をかき分け、愛液に塗れた陰核の包皮をめくり撫ではじめた。
指を引き抜こうとすれば、肉壁や愛液が名残惜しげに絡み付いてくる。
今度は、指を抜き差ししながら、秘肉をかき分け、愛液に塗れた陰核の包皮をめくり撫ではじめた。
「!!ぁ…っ」
氏政は突然、身体を大きく仰け反らせたまま硬直した。
今まで散々弱い所を嬲られ、焦らされ続けた為か、新たな刺激ですんなりと達してしまった。
今まで散々弱い所を嬲られ、焦らされ続けた為か、新たな刺激ですんなりと達してしまった。
「はあ…はあ…」
胸を上下させて息を吐く氏政に構わず、小太郎はなおも愛撫を続けた。
達しても終わらない愛撫に、氏政が堪らず喘ぐ。
達しても終わらない愛撫に、氏政が堪らず喘ぐ。
「ああっ!やあっ…、あ、も、もうっ…」
再び、氏政に絶頂が訪れた。
「はあ…はあ……っ」
すっかり脱力した氏政の脚を割って、小太郎が身体を割り込ませてくる。
小太郎は、氏政の秘所が蕩けきっているのを確認すると、自らの帯を緩めだした。
小太郎は、氏政の秘所が蕩けきっているのを確認すると、自らの帯を緩めだした。
服を着たまま致すつもりだろうか。
氏政は、理由はわからないが「それは嫌だ」と思った。
氏政は、理由はわからないが「それは嫌だ」と思った。
「不公平じゃ。…わしとて全裸になっておるのじゃから、お前も全部脱げ。」
氏政がのろのろ起き上がり、小太郎の忍装束に手をかける。
小太郎も氏政に倣い、忍装束を脱ぎ捨て、一糸纏わぬ姿になった。
小太郎も氏政に倣い、忍装束を脱ぎ捨て、一糸纏わぬ姿になった。
小太郎の鍛え抜かれた見事な裸体に、氏政は見とれた。
女の自分には、決して持ち得る事のない逞しさに、多少の嫉妬心もある。
女の自分には、決して持ち得る事のない逞しさに、多少の嫉妬心もある。
ふと、小太郎が片手を腰に回して、押し倒してきた。
いよいよか…と氏政が覚悟を決めた瞬間、それが眼に入ってきた。
いよいよか…と氏政が覚悟を決めた瞬間、それが眼に入ってきた。
……お、大きい。
氏政は、生まれて初めて見る勃起した男性器に絶句した。
知識のない氏政でも、男女が一体どういう事をするのか位はわかっている。
…そもそもここからは、赤子の頭が出てくるのだから、無理な事ではないのだろうが
実物を目の前にすると、やはり怖い。…裂けてしまうのではないかと思う。
…そもそもここからは、赤子の頭が出てくるのだから、無理な事ではないのだろうが
実物を目の前にすると、やはり怖い。…裂けてしまうのではないかと思う。
「ふ、風魔…た…頼む……ゆ、ゆっくり挿れてくれ…」
小太郎は氏政の懇願どおり、先端を秘所にあてがい、ゆっくりと押し込んでいった。
「っは…あ、い、痛っ」
やはりあれだけ濡らしても、生娘の氏政には小太郎は大きすぎたらしい。
小太郎は自身をゆっくり押し込みながら、陰核をゆるゆると弄び、快楽を促した。
小太郎は自身をゆっくり押し込みながら、陰核をゆるゆると弄び、快楽を促した。
「あっ…やあ…は…ぁんっ」
そうしている内に、痛みを訴える声はなくなり、氏政の秘所がすんなりと小太郎を飲み込み始めた。
先端の一番太い部分が膣内に沈み込むと、氏政は小さく声をあげた。
先端の一番太い部分が膣内に沈み込むと、氏政は小さく声をあげた。
ここまでくれば一気に突き通しても問題はないが、小太郎は浅めにゆっくりと抜差をしながら、徐々に深く突き入れ始めた。
できる限り氏政に多くの快楽を与え、痛みを和らげる為に膣内を慣らす事に専念していた。
できる限り氏政に多くの快楽を与え、痛みを和らげる為に膣内を慣らす事に専念していた。
程なくして、浅めの挿入が、小太郎自身がすっぽり膣内に沈み込む程深い挿入になった。
最奥まで激しく突かれ始め、氏政は益々声をあげた。
最奥まで激しく突かれ始め、氏政は益々声をあげた。
小太郎は、今度は大きく抜差せずに、腰を使って氏政の膣壁をねぶる様にかき回す様な動きを加えた。
そして、たまに激しく抜差して、膣内を刺激する。
そして、たまに激しく抜差して、膣内を刺激する。
「んうっ、あ…はあっあっあっ」
結合部分から、じゅぷじゅぷと粘着質な音が響く。
小太郎に衝かれる度に、氏政はあられもない声をあげる。
愛らしい面立ちは快楽と羞恥に染まり、白磁器のお椀の様な乳房は衝かれる度にぷるぷると震え、白い身体を艶かしくうねらせる。
小太郎に衝かれる度に、氏政はあられもない声をあげる。
愛らしい面立ちは快楽と羞恥に染まり、白磁器のお椀の様な乳房は衝かれる度にぷるぷると震え、白い身体を艶かしくうねらせる。
快楽に蕩けた脳が、氏政の思考を阻止する。
…もうこのまま小太郎に身を委ねてしまおうか、と思ったが、されるがままになるのはやっぱり気に入らない。
何より、先ほどから小太郎は一度も達していない。
「こんな時でも声ひとつ出さずに無表情でいる小太郎に表情のひとつも変えてやりたい」…氏政はそう思っていた。
…もうこのまま小太郎に身を委ねてしまおうか、と思ったが、されるがままになるのはやっぱり気に入らない。
何より、先ほどから小太郎は一度も達していない。
「こんな時でも声ひとつ出さずに無表情でいる小太郎に表情のひとつも変えてやりたい」…氏政はそう思っていた。