戦国BASARA/エロパロ保管庫

花火大会2

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bsr_e

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「!うおっととと。」
どん!と花火の音と同時に大きな身体がぶつかって来て、しょんぼり落ち込んでた俺様は思わず吹き飛びそうになる。
なんとか体制を整え、とん、と着地すると鮮やかな色の着物を妙な感じに着崩した人影が立っていた。
「ごめんごめんってさっちゃん?」
「慶ちゃん、何やってんの。」
俺様にぶつかったのは、前田の放浪娘の慶次だった。
背が高くて肩幅ちょっと広いけど、伊達さん曰くナイスバデーの何かこう可愛い娘さんだ。
「何ってお祭りって聞いちゃあ黙ってらんないでしょ。それより大丈夫だった?」
「あ、うん。」
言われて手元を見る。両手に持った獲物はちゃんと無事だった。
「さっちゃん。今日はおめかししてんね。誰かいー人でも出来た訳?」
にくいねーとぐいぐい肘で押してくる。
「何言ってんの。何時もの通り真田の旦那と大将の3人でだよ。」
ふーん。と慶次は覗き込むように俺様の顔やら首やらじろじろと見ている。
「何してんの?」
「いっやーそれにしたってさ!今日のさっちゃんすっごくいいよ!襟足の後れ毛とかもう意中の男性もイチコロって感じ。」
「あー……髪短いから上手く纏まんないんだよね。まあ、意中の男も居ないからどうでも良いし。」
「伸ばせば良いよ!後に結い上げてるのも似合うって。」
「馬鹿なこと言ってんじゃないの。いざって時、邪魔になるでしょ。ってーかさ。」
慶次の着ている着物を間近でみると、随分と上等な布を使ってるのが分る。
どう考えても慶次が手に入れられるような品じゃない。
「こんな良い着物を、変な着方しちゃってもったいない。そっちこそ誰か良い人が送ってくれたんじゃないの?」
ん、これ?と慶次は自分の袖を見た。
「やーだな。違うって!あいつが勝手にくれたんだって。」
「あ、やっぱり誰か良い人出来たの。」
「だから違うって!今日だって誘ったのに『誰かと群れる様な趣味は無いのでね』とか言ってさ!」
ん?誰よその口調。
「どーせ一人で自慢の茶器でもニヤニヤ眺めてんだろ。帰ったらあのきのこちょん切ってやる。」
……ねえ、どーして、そこに落ちるの?しかも何かうまく行ってる?何があったのあんた達。
考えるのが面倒になった俺様はブツブツ愚痴ってる慶次に背を向け大将の禿頭を目指した。


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