戦国BASARA/エロパロ保管庫

小十郎×いつき1

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nozomi

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雨が降っていた。長雨だった。
雨が止んだ頃、ふと気になった。
あの辺りは大丈夫だろうかと。



雨がずうっと降ってた。
やっとやんで、畑さ行って皆ほっとした。
それほどひどいことさは、なってなかったから。

雨で延び延びになってた吾作どんの祝言がやっとあげられて、
雨あがりと祝言の二つのお陰でここん所村は随分明るかっただ。
だけんどオラはどうしても苦しくて、こっそりお社にひっこんだ。
別に吾作どんが好きとかそういう訳じゃねえ。

だけどああ、駄目だ。
目出度いと思うのに、思うけんど駄目なんだ。

綺麗な花嫁さん。
オラもあんな風になりたいと思った。

……けど、思っただけだ。

キラキラと光が社に差し込んで来る。
オラは田の神さんにこんなこと頼むなんて馬鹿げてると思いながら、それでもやめられなかっただ。
どうか…どうか――

ガサと外から音がした。
そっと戸の隙間から覗いて見ると馬の足音が聞こえて一人のお侍さんがやってきた。
あの時青いお侍さんと一緒に来た、ほっぺたに傷のある怖い顔のお侍さんだ。
何しに来たんだべかと不安になる。
傷のお侍さんは馬から降りるとこっちに歩いてきた。
オラは慌ててしまって思わず足音を立ててしまっただ。



川の増水具合いが気になった。
社の辺りに馬を繋いで見回ろう。
そう思い、馬から降りた。

この辺りは平気だろうか。
地滑りなんか起きなきゃあ良いが……。
社の裏が急勾配かもしれないと歩き出したその時だった。
じゃり…と社の中から音がした。
赤子が捨てられていた時の記憶が蘇る。
小十郎は向きを変え社の戸を引いた。


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