戦国BASARA/エロパロ保管庫

松永×慶次子(→秀吉)2

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「酷いな、卿はお友達がどうなっても構わないのか」
「アンタをぶっ飛ばして、秀吉を助けに行くんだ!」
「少しは頭を使いたまえ」

丁寧であっても呆れたような上からの物言いに慶次の頭にかっと血が昇る。
それを見越したように含み笑いを深めた松永はただぶら下げていただけの
手を上げて、ぱちん、と軽い仕草で指を鳴らした。
途端、強烈な爆発音と共に彼の背後の大仏殿が音を立てて燃え始める。一瞬に
して火の海と化した辺りに、慶次は驚愕の色を隠せない。

「私は、私以外を壊す事を躊躇わない」

炎に赤く肌を照らされながらも、表情一つ変えぬその台詞は何よりも説得力が
あった。呆然としている慶次に松永がゆるりと目を細める。

「安心したまえ、卿の友人はまだ、無事だ」

崩れる様にその場に膝をついた慶次に、今度こそ中身の伴う笑みを作って
松永は剣先を事も無げに振るった。
慶次がきつく目を閉じたその下で紺色の硬い生地で繕った内着と、大きな乳房
を潰して男の胸板を模らせていたサラシの束が切り裂かれる。剣の鋭利な
先端が僅かに肌に当たって作った細い肉色の線から血の粒がぷつぷつと浮いては
零れ落ちたが、それでも慶次は動かなかった。

「卿が聞きわけが良くて助かった、少年」

松永は慶次の絶望を笑うように、慶次を偽りの名で呼んだ。

元々女性としては大柄な慶次だ、肩幅も広い。整った目鼻立ちも女性性を感じ
させるよりは黒々とした眉が少年の様な精悍さを感じさせる造りで、男か女か
分からない傾いた格好に少し工夫をすれば中性に見せる事は難しくなかった。
男扱いでも女扱いでも相手が思った方に取ればいいと思ったし、男の様な
振る舞いをするのが楽しいとすら思った。簪を飾り、着物で遊びながらも、
喧嘩をして、酒飲みの馬鹿騒ぎに加わる。男と――大切な友人と、対等に
なれることが嬉しかった。

女でなければ、共にいられる。

「服を脱ぎたまえ」

がつ、と落とすように放られた剣が黄色い羽織の裾を地面に縫い付ける。
刃物を無防備な肌の傍で振り回される危うさよりも、男の視線が怖かった。
男として扱うくせに、女として見ている。揺れる視線を向けてくる慶次に
対して松永は面倒臭そうに眉を寄せて見せた。

「其方から手を出して置いて、何の代償もなくめでたしで終わるなどと
思っているのかね?卿の体一つで卿も友人も戻るのであれば安い相談だと
思うがね。卿が逃げたいのならば、私は其れでも構わんが」

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