戦国BASARA/エロパロ保管庫

落英

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bsr_e

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小十郎・女半兵衛の戦闘話と、拷問流れの強姦話。何かと、痛そうな話です。
苦手な方は、スルーお願いします。
秀吉本人は登場しません。





風雲急を告げた、小田原攻略。
北条と今川、武田ともつれ合い、そこへ伊達、豊臣が加わろうとしていた。

奥州筆頭・伊達政宗とその「右目」片倉小十郎が軍勢を率いて小田原に攻め入ろうとしたそ
の先に。
豊臣秀吉の軍と、その軍師・竹中半兵衛が立ちはだかった。

仕掛けられた罠をなんとか回避して政宗を先に行かせ、小十郎は目の前に立ちはだかる小癪
な男を睨みつける。
いつもいつも、この男は策を弄し、裏をかき、相手を窮地に陥れる。
卑怯。
そう言えば、策だと切り返す。

目元を隠す仮面と、白い戦装束。
白と紫を纏うのは、血泥に汚れぬ自信からなのか。

小十郎は、ここでこの男の首を落とさなければ禍根になると思い、鯉口を切った。
じかに手合わせをしたことはない。
一見優男風の半兵衛は机上に策を玩ぶただの軍師ではなく、最前線で戦う小十郎に近い軍師
であることも知っていた。

「沈黙の半兵衛」
立ちはだかる敵を薙ぎ払い、物言わぬ骸とすることから囁かれた二つ名だった。

「政宗さまには、指一本触れさせねえ…!」
「いつもいつも、同じことを言うね。…先に政宗君を行かせたのは助かったよ。どうやって、
ここに君を足止めさせようか考えていたから」
「……何…?」
「小田原は、もう陥ちている。秀吉が先に行ったからね」
「……!?」
「ここで足止めをした君の軍勢よりはるかに多い数の豊臣軍が、政宗君を待ち構えているよ。
あの、小田原城にね」
「なんと!」
小田原はまだ北条が押さえていると、そう情報を掴んでいた。
だからこそ、他に先駆けて、小田原攻めをしようと奥州は動いたのだった。

「詰が、あまいんだよ。君の暴れ竜は。力ばかりの、愚かな小竜、いや、蜥蜴かな」
嘲笑を含めた言葉に、小十郎が抜刀と同時に飛び掛った。

「うわ…。片倉様が、キレた…」
味方の兵さえも、一歩引くほどの凄まじい勢いだった。

「政宗さまを、愚弄いたすなっ!!」
左手の大刀を目にも止まらぬ速さで繰り出す。
半兵衛は体を捩って剣先を避け、飛び退った。

「…頭に血が上ると、腕が上がる型かい」
はらりと、戦装束の右の肩口が裂けた。
斬ったのが布だけでも、自分に当てたことに半兵衛は感心したらしい。

あくまで冷たく言う半兵衛に、小十郎が奥歯を噛み締める。

狙いを外した。
いや、避けられた。
加えられる力をうまく利用して、それを逃す。

(この野郎、相当、遣る)

小十郎は再び間合いを計り、腰を沈めた。
剛剣が再び突き出され、受けた半兵衛の剣が鋭い音を立てた。

鍔迫り合いを続けると、半兵衛のほうが力負けしそうな様相だった。
小十郎は渾身の力をこめて、半兵衛の刀身を押す。
歯を食いしばった半兵衛が、小十郎の力を利用して剣を回転させ、鍔迫り合いから逃れた。

剛の剣と、柔の剣。

(相性がよくねぇな)

だが、相手の顔色は変わった。
本気以上の力を出さないと、勝てないと納得したようである。


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