まだ、足りない。まだ満たされない。
膿み爛れた行為をどれだけ行っても、少しも満たされない。
全身が小十郎を求めている。どれだけ注ぎ込まれても、まだ足りないと訴えてくる。
「おかしいぞ、てめぇ……」
「狂ってなどおらぬ。欲しいのだ。足りぬのだ……」
膿み爛れた行為をどれだけ行っても、少しも満たされない。
全身が小十郎を求めている。どれだけ注ぎ込まれても、まだ足りないと訴えてくる。
「おかしいぞ、てめぇ……」
「狂ってなどおらぬ。欲しいのだ。足りぬのだ……」
一月、ずっと我慢していた。耐え抜いたところに、小十郎が帰ってきた。
声や顔より先に、肌を思い出してしまった。小十郎はただの悪戯のつもり
だったのだろう。子供のように湯船に体を沈める妻をからかっただけだ。
だが、あれが呼び水となった。
声や顔より先に、肌を思い出してしまった。小十郎はただの悪戯のつもり
だったのだろう。子供のように湯船に体を沈める妻をからかっただけだ。
だが、あれが呼び水となった。
「小十郎殿っ……」
掠れた声に、小十郎が応える。容赦なく唇を貪られる。
ようやく、待ち望んだものが得られたような気がした。目を塞ぎ、全身で
小十郎を感じながら、幸村は小十郎を求めた。
胸を舐められる。腫れたようになった先端を吸われながら、胎内に指が
滑り込んでくる。舌が胸から首筋を這う。唇が欲しくて、小十郎の頭を抱き締めた。
「ん……あ、あぁぁ………」
抱き締められながら、胎内に陽物が入ってくる。甘い疼きに応えるように、
小十郎は幸村の唇を塞いだ。
離したくなくて、腰に脚を絡め、腕で頭を抱いた。
掠れた声に、小十郎が応える。容赦なく唇を貪られる。
ようやく、待ち望んだものが得られたような気がした。目を塞ぎ、全身で
小十郎を感じながら、幸村は小十郎を求めた。
胸を舐められる。腫れたようになった先端を吸われながら、胎内に指が
滑り込んでくる。舌が胸から首筋を這う。唇が欲しくて、小十郎の頭を抱き締めた。
「ん……あ、あぁぁ………」
抱き締められながら、胎内に陽物が入ってくる。甘い疼きに応えるように、
小十郎は幸村の唇を塞いだ。
離したくなくて、腰に脚を絡め、腕で頭を抱いた。
もっと欲しい。満たされたい。
手をつく気配。すぐそこにある。どんな体勢なのか思い描き、幸村は笑った。
腰を引いたと思ったら、奥まで一気に突かれた。突かれたのは最奥なのに、
全身を叩きつけられたような気がした。
「ゃ、あんっ……!」
背中に手を回し、汗で滑らないように必死に爪を立てた。
足りなかったものが、ようやく満ちる。それはすぐそこまで来ている。
もう少し。あと少し。
音が激しくなる。全身がかき乱される。もっと。あと少し。
小十郎の息が激しくなる。呼吸を感じたくて、引き寄せる。
「て、めぇ……」
体が熱い。もっと欲しい。満たされない。
瞼に小十郎を思い描く。どんな顔をしているのだろう。少し怒った顔を
しているようだ。動きが鈍り、唇を感じた。
「ん、……ふぅ…………」
口腔を嬲られる。犯されている、と感じた。もっとくっついていたくて体を
密着させようとすると、ダメだ、と腕を外された。幸村の夜着の帯で手首を縛られる。
「爪を立てるな。痛ぇんだよ」
びくりと肩が竦んだ。
怖い。だが、それがいい。甘い言葉はいらない。苛んで、嬲り抜いて欲しい。
そうすれば、きっと満たされる。
奥を突かれる。腕の間に小十郎が首を通す。背にしがみ付くよりも近くなり、
すぐそこに息を感じる。
そのままの姿勢で、小十郎は陰核を爪で弾き、陽物を咥えた幸村の女陰に
指を這わせた。
「ひ、ぁ………」
陽物に満ちたそこに、指が入ろうとしている。恐ろしくて首を振ると、
これならどうだ、と小十郎は指の腹で陰核を擦った。
手をつく気配。すぐそこにある。どんな体勢なのか思い描き、幸村は笑った。
腰を引いたと思ったら、奥まで一気に突かれた。突かれたのは最奥なのに、
全身を叩きつけられたような気がした。
「ゃ、あんっ……!」
背中に手を回し、汗で滑らないように必死に爪を立てた。
足りなかったものが、ようやく満ちる。それはすぐそこまで来ている。
もう少し。あと少し。
音が激しくなる。全身がかき乱される。もっと。あと少し。
小十郎の息が激しくなる。呼吸を感じたくて、引き寄せる。
「て、めぇ……」
体が熱い。もっと欲しい。満たされない。
瞼に小十郎を思い描く。どんな顔をしているのだろう。少し怒った顔を
しているようだ。動きが鈍り、唇を感じた。
「ん、……ふぅ…………」
口腔を嬲られる。犯されている、と感じた。もっとくっついていたくて体を
密着させようとすると、ダメだ、と腕を外された。幸村の夜着の帯で手首を縛られる。
「爪を立てるな。痛ぇんだよ」
びくりと肩が竦んだ。
怖い。だが、それがいい。甘い言葉はいらない。苛んで、嬲り抜いて欲しい。
そうすれば、きっと満たされる。
奥を突かれる。腕の間に小十郎が首を通す。背にしがみ付くよりも近くなり、
すぐそこに息を感じる。
そのままの姿勢で、小十郎は陰核を爪で弾き、陽物を咥えた幸村の女陰に
指を這わせた。
「ひ、ぁ………」
陽物に満ちたそこに、指が入ろうとしている。恐ろしくて首を振ると、
これならどうだ、と小十郎は指の腹で陰核を擦った。




