戦国BASARA/エロパロ保管庫

雨夜の品定め

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織田包囲網作成中、各国大名が大坂で会議中。で、女たちも噂話に花が咲く。
女政宗、女元就、女半兵衛、謙信さま@不明、かすが。


雨夜の品定め

「織田が倒れて、ようやく一息つけるな。…しかし、大坂というところは雨が多い。体が腐
ってしまいそうだ」
冷涼な奥州から来ているせいか、奥州筆頭・伊達政宗は暑そうに小袖の腕を捲り上げるつい
でに胸もやや開け気味にしている。しかも、胡座をかくもの時間の問題、という状態である
が、目付け役兼守役の片倉小十郎が袴をつけさせておいて正解というところであろう。

片や、隣りにきちんと萌黄色の狩衣で正装し、正座もしている安芸の毛利元就は、雛人形の
ように整った面をつまらなさそうにし、見事な細工の扇で静かに扇いでいた。

「元就君は、おとなしいね。…折角、女ばかり集まったのだから、少しは話をしてみようと
か思わないかい?」
声をかけてきた大坂の軍師・竹中半兵衛に元就は、ちらりと切れ長の瞳を向けたが、何も言
わなかった。
大阪城の主・豊臣秀吉の身内同然の彼女は、遠来の客人に礼を尽くす意味でも、珍しく小袖・
打掛姿で座っている。

「たしかに、この顔ぶれは滅多にないな。…お互い、刀も持ってないし。なあ、軍神どの」
政宗は、やはり端然と座り、かすがに酌をさせて大杯を静かに啜る越後の軍神・上杉謙信に
声をかけた。
「そうですね。このかおぶれはめったにそろいません。さつばつとしたはなしいがい、なに
かくだけたはなしでもしましょうか」
「男ばっかりだったら、すぐに猥談になるんだろうけど」
脳裏に誰の顔を思い浮かべたのか、ちょっと嫌そうに半兵衛が呟いた。

別廓には、武田信玄、真田幸村、長曾我部元親、島津義弘、徳川家康、大阪城の主・豊臣秀
吉ら早々たる武将が揃っていた。
浅井夫婦と前田夫婦、甥の前田慶次は、さらに別の廓に部屋をもらっている。

「おなごでもおのこのしなさだめはすることもあるでしょう。まず、わたくしがくちびをき
りましょうか。あめのおとも、ふうりゅうと……」
「ほう。こいつはいい。軍神の男の好みなんか、滅多に聞けないからな」
政宗の言葉に、一同頷いた。元就までが、興味ありそうに見つめている。
「ここにおわすいずれのかたも、ふかくおもうかたはおられましょうが、ここはひとつざき
ょうということで」
男か女か、判別のつかない美しい顔で謙信は語り始めた。

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