早く戻ってやれと、いつの間にか室内に戻っていたかすがにせっつかれた。
「それがし、それがし!」
「話はまたの機会だ。おまえだって、面倒ごとは御免だろう?」
身支度もそこそこに、送り出されてしまった。
廊下をのろのろと歩き、自室へ向かう。
「むぅ……何やらかすが殿が冷たい気が…」
つい先刻まではあれほど可愛かったのに、と幸村は首をかしげた。
「女人の心はわからん……」
ああ、でも。
「それがし、それがし!」
「話はまたの機会だ。おまえだって、面倒ごとは御免だろう?」
身支度もそこそこに、送り出されてしまった。
廊下をのろのろと歩き、自室へ向かう。
「むぅ……何やらかすが殿が冷たい気が…」
つい先刻まではあれほど可愛かったのに、と幸村は首をかしげた。
「女人の心はわからん……」
ああ、でも。
このことがきっかけで、彼女の心が少しでも変わってくれれば。
四季の変化ほど、速くはなくても。
四季の変化ほど、速くはなくても。
~終~




