戦国BASARA/エロパロ保管庫

舞踏会

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「ほう、みごとなつくりですね」
そう言って謙信は箱の中身を取り出した。
細かな模様が細工された銀の鎖の所々に散りばめられた輝石が光る。
「謙信様、これは一体……」
かすがは主の手元へ視線を落とし、再び顔を上げた。
「これはそなたのものですよ、うつくしきつるぎ」
白皙の美貌に華のある微笑を浮かべ、謙信は手にした首飾りをかすがの首のあたりへと添える。
「け、謙信様!」
「おもったとおり、しろいはだによくにあいます」
触れる謙信の指先の熱を意識してしまい、かすがは耳まで真っ赤に染めて固まった。
「あ、あぁ、あのっ」
手を払い除ける事も出来ずにいるかすがの首の後ろへと手を回して、謙信は首飾りの留め具をはめる。
かちり、と金属の重なる小さな音。
離れていく謙信の指の感触を名残り惜しいと思いながら、かすがは自分の胸元に光るそれをあらためて眺めた。
「これがだいぶとうかいへのしょうたいじょうです」
謙信は懐から丁寧に包まれた書状を取り出すとかすがの前に置いた。
「大……舞踏会?」
内容を読みながら、かすがは訝しげな声を上げた。
「おどるのはにがてですか」
男女が一組になる大陸の向こうの踊りらしいが、実際に見た事は無い。
「盆踊りぐらいなら……」
「ふふ、けんそんしなくてもよいのですよ」
「でも本当に」
「ならば、わたくしがおしえましょうか?」
ぐっと迫る謙信の顔に、かすがはただ見詰める事しか出来なかった。
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