戦国BASARA/エロパロ保管庫

夏祭り*

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momo

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蘭いつで純愛路線。
エロもなにもあったもんじゃありません。
保護者な慶次とか光秀とかも居ます。
苦手な方はスルー推奨。

投稿時に長いといわれたので二つに分けました。





「ほら、出来上がったぜ」
ぽん、と慶次に肩を叩かれたいつきは目の前の鏡へと再び目を向けた。
白地に蝶をあしらった浴衣に紅い帯。
まつがいつきの為にと仕立ててくれたものだ。
髪はいつもの二つに分けて結った形ではなく、それを一旦解いて綺麗に梳り、ちょっぴり大人っぽく一つにまとめて結い上げた。
慶次が知り合いの髪結いに頼んでくれたのだが、見慣れない己の姿にほんのりと頬が染まる。
「おかしくないだか?」
「よーく似合っているぜ、いつきちゃん」
さあ、これでアイツを驚かせてやろう、と悪戯っぽく笑う慶次につられ、いつきもにっこりと笑う。
塗りの下駄を履いて、からころと石畳に音を響かせて歩いていくと、一際明るい所に出た。
「うっわぁ」
夜だというのに人が溢れ、煌々と光が溢れる。
「確かこの辺だったかな」
離れないようにといつきの手を取り、慶次は人ごみを掻き分けて行った。
「あ、子鬼!」
神社の門のあたりで、つまらなさそうに石を蹴っている蘭丸を見付けると、いつきは声を上げた。



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