胸の先端を軽く撫でてから摘み上げると、幸村が体を大きく震わせた。
「……っは……っうぅ」
声が漏れるのを耐えているのか、くぐもった声だけがあたりに響く。
いよいよ不味い。これは本格的に―――
いよいよ不味い。これは本格的に―――
(犯りてえ……――)
要はただ、己の立場を自覚させる為だけに始めた行為だった。
そこらの兵に適当にやらせても良かったのだが、敢えて自ら出てきたのは
一応は好敵手と認めた相手に対する敬意を払ったつもりであった。
女の身で戦場に出ているのだから、こうして捕らえられれば慰み物にされる可能性は、
普通に考えれば大きいだろう。
幸村自身はともかく、周りがそれをわかっていないはずがない。
そこらの兵に適当にやらせても良かったのだが、敢えて自ら出てきたのは
一応は好敵手と認めた相手に対する敬意を払ったつもりであった。
女の身で戦場に出ているのだから、こうして捕らえられれば慰み物にされる可能性は、
普通に考えれば大きいだろう。
幸村自身はともかく、周りがそれをわかっていないはずがない。
(よっぽど腕に自信があるのか……それとも)
わざと音を立てて胸の先端に吸い付くと、また幸村が体を震わせ吐息のような喘ぎを漏らす。
刺激されて固くなったそれをぱくりと口の中に収めて、
舌で先端を突付くと後退るように幸村の体が逃げていくのがわかった。
けれどそれもすぐに終わるだろう。
壁から伸びた縄は幸村の両足を拘束してはいるが、多少長さがあって少しは動けるようになっている。
だがそうたいして長いわけでもなく、壁との距離は小さいものだ。
あっという間に壁に背中を打ち付けるはめになり、幸村が初めて不愉快そうに顔を歪める。
それを見て政宗はにやりと口元を歪めた。
幸村の反抗的な目付きが政宗の背筋をぞくぞくと駆け抜けていくのがわかった。
この程度で懐柔されてしまうような女ではつまらない。
これでこそ、自分が好敵手として認めた相手だ。
もちろん、それは戦の場に置いてのことであって、男女の交わりでのことではなかったはずだが。
刺激されて固くなったそれをぱくりと口の中に収めて、
舌で先端を突付くと後退るように幸村の体が逃げていくのがわかった。
けれどそれもすぐに終わるだろう。
壁から伸びた縄は幸村の両足を拘束してはいるが、多少長さがあって少しは動けるようになっている。
だがそうたいして長いわけでもなく、壁との距離は小さいものだ。
あっという間に壁に背中を打ち付けるはめになり、幸村が初めて不愉快そうに顔を歪める。
それを見て政宗はにやりと口元を歪めた。
幸村の反抗的な目付きが政宗の背筋をぞくぞくと駆け抜けていくのがわかった。
この程度で懐柔されてしまうような女ではつまらない。
これでこそ、自分が好敵手として認めた相手だ。
もちろん、それは戦の場に置いてのことであって、男女の交わりでのことではなかったはずだが。
「や、めっ……――」
壁に押し付けられるような体制になってもまだ幸村は政宗の愛撫から逃れようと身を捩っている。
無理矢理離れようとする為にずりずりと壁に沿って背中が擦り下がっていく。
もちろん政宗もそれを追う形だ。
とうとう幸村の背中は壁ではなく、剥き出しの地面の上へと張り付けられてしまう。
仰向けになった状態だが、それでも幸村の胸はお椀のような形を綺麗に留めたままだった。
地に背中が着いた瞬間、ふるんと揺れた乳房は随分と卑猥に見えた。
その形良い乳房をもう一度堪能する前にと、政宗は幸村の首筋を舐め上げる。
当たり前と言えばそうだが、戦場からそのまま連れて来たせいでしょっぱい汗の味がした。
幸村もそうだが、政宗も戦装束のまま甲冑も外していないかった。
まずは邪魔なものを取り払ってしまおうかと、手を幸村の下肢に伸ばす。
密着すればするほど幸村の豊満な胸の柔らかさが
固い甲冑の上からでも伝わってきそうで、気持ちが良い。
まるで乳房を押しつぶすように体を押し当てたまま、政宗は幸村の剥き出しの腹を撫でる。
胸への愛撫のせいで全身が敏感になっているのか、それだけでも幸村は体を震わせ、
それでもまだ声を耐えようとしている上に逃げようと身を捩じらせていた。
随分としぶといな、と思うがしぶとければしぶといほど陥落した時の快感は想像を絶する。
ある意味戦場での感覚と似ているかもしれない、とそんな風に思考を少し反らした時だった。
ごすり、小気味良い音が耳に届く。
痺れるような痛みは音に一瞬だけ遅れてからすぐにやってきた。
無理矢理離れようとする為にずりずりと壁に沿って背中が擦り下がっていく。
もちろん政宗もそれを追う形だ。
とうとう幸村の背中は壁ではなく、剥き出しの地面の上へと張り付けられてしまう。
仰向けになった状態だが、それでも幸村の胸はお椀のような形を綺麗に留めたままだった。
地に背中が着いた瞬間、ふるんと揺れた乳房は随分と卑猥に見えた。
その形良い乳房をもう一度堪能する前にと、政宗は幸村の首筋を舐め上げる。
当たり前と言えばそうだが、戦場からそのまま連れて来たせいでしょっぱい汗の味がした。
幸村もそうだが、政宗も戦装束のまま甲冑も外していないかった。
まずは邪魔なものを取り払ってしまおうかと、手を幸村の下肢に伸ばす。
密着すればするほど幸村の豊満な胸の柔らかさが
固い甲冑の上からでも伝わってきそうで、気持ちが良い。
まるで乳房を押しつぶすように体を押し当てたまま、政宗は幸村の剥き出しの腹を撫でる。
胸への愛撫のせいで全身が敏感になっているのか、それだけでも幸村は体を震わせ、
それでもまだ声を耐えようとしている上に逃げようと身を捩じらせていた。
随分としぶといな、と思うがしぶとければしぶといほど陥落した時の快感は想像を絶する。
ある意味戦場での感覚と似ているかもしれない、とそんな風に思考を少し反らした時だった。
ごすり、小気味良い音が耳に届く。
痺れるような痛みは音に一瞬だけ遅れてからすぐにやってきた。