よかったら、お礼をさせてください」
そういう少女に手を引かれ宿場町の外れの納屋に連れて行かれた。
「なんだ?」
「ふふ」
小十郎を納屋の比較的綺麗な場所に座らせ、自分は向かいに立つ。
少女の目が年齢に似合わない、艶めいた光を放つ。
そういう少女に手を引かれ宿場町の外れの納屋に連れて行かれた。
「なんだ?」
「ふふ」
小十郎を納屋の比較的綺麗な場所に座らせ、自分は向かいに立つ。
少女の目が年齢に似合わない、艶めいた光を放つ。
そしてゆっくりとした動作で小十郎の首にしなだれかかった。
「おい。なにをする」
「何ってお礼ですよ、旦那」
「離せ」
「いいじゃない。宿場の女なんてこんなコト普通にしてるよ?
さっきの男達だって今日の客にする予定だったんだから」
小十郎はぎょっとして女を引き離す。
「でもいいや。旦那の方が男前だし。お金は要らないからちょっと抱かれてよ」
すぐ近くに、女の熱くなった身体を感じ、小十郎は目を逸らした。
引き離した拍子に少女の襟元がいささか乱れたことにも狼狽した。
「何ってお礼ですよ、旦那」
「離せ」
「いいじゃない。宿場の女なんてこんなコト普通にしてるよ?
さっきの男達だって今日の客にする予定だったんだから」
小十郎はぎょっとして女を引き離す。
「でもいいや。旦那の方が男前だし。お金は要らないからちょっと抱かれてよ」
すぐ近くに、女の熱くなった身体を感じ、小十郎は目を逸らした。
引き離した拍子に少女の襟元がいささか乱れたことにも狼狽した。
今でこそ竜の右目だとか、智将だとか言われているが、
この頃はまだ10代半ばの少年だったのである。
当時から落ち着いており年長に見られることが多かったが
日ごろからあまり色事に溺れるほうではなかった。
この頃はまだ10代半ばの少年だったのである。
当時から落ち着いており年長に見られることが多かったが
日ごろからあまり色事に溺れるほうではなかった。
「ね。時間はとらせないよ」
小十郎の手をとり自分の胸に押し当てた。
胸は柔らかかったが、決して大きくは無かった。
だが、むしろその行動とは裏腹な幼い胸が小十郎の劣情をあぶった。
小十郎の手をとり自分の胸に押し当てた。
胸は柔らかかったが、決して大きくは無かった。
だが、むしろその行動とは裏腹な幼い胸が小十郎の劣情をあぶった。
少しだけ、押し当てられた手に力を入れてみる。
「あっ」
少女の甘い悲鳴が上がる。
「あっ」
少女の甘い悲鳴が上がる。