戦国BASARA/エロパロ保管庫

星合の空7

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だれでも歓迎! 編集
信玄はさりげなく女性を見た
彼女は落ち着いた様子で揺ら揺らと揺れる水面を見つめている
(女の忍びか?それにしても…)
女性の顔を良く見るとどこか見覚えのある顔とよく似ている
その者は『軍神』と崇められるほどの無類の強さを誇る、信心深き孤高の天才
何者にも触れがたい神々しさと同時にどこか儚い雰囲気を漂わせていた
(声といい、顔立ちといい、あやつによう似とる)
近づけがたい雰囲気を持ち、自らとは正反対のものを持つ存在に信玄は興味を持っていた
領土拡大のための戦も謙信と戦うときはそれすら忘れてしまうことがある
 お互いに戦を楽しんでしまうというべきか…そしてもう再び一戦を交えたくなるのだ

 信玄は彼女に興味を抱き、ずいと女性に近づいた。ほのかに色づいた肌が色っぽく見える
女性はゆっくりと彼の方を向いた。相変わらず落ち着きをはらった様子だ
「なにか?」
彼女は平坦な声で返した
「いや、失礼。そなたの面影によう似てる者がおってな」
「はあ…」
女性はきょとんとした様子で言葉を返した
「ははは、今のはただの戯言じゃ気にするな」
信玄は軽く笑った
「………そんなににているのですか?」
「ああ。わしが唯一認める男にな」
戯言と言いつつ彼はどこか話したがっている様だった
「男?」
「武勇に秀でた男でな。わしの顔の傷をつけたのじゃがな……あ、いや、だからっておぬしに
何も関係ないのはわかっておる…少し、思い出してのう。ふふ、とても勇猛な男じゃわい」
「わたくしはそんなにいさましいかおつきですか?」
「あ、いや…その…顔つきというより雰囲気が…そう、雰囲気がじゃ! それにあやつも良く見ると
美丈夫じゃしな…け、決して、おぬしが美しくないと言っておらん。ぬしろ、逆じゃ」
彼女の問いかけに信玄は少し焦った
「くすっ…」
彼の慌てて言葉を取り繕う様子に女性は微笑した
「す、すまぬ。気を悪くしてしまったようじゃな」
「いえ、こうえいですよ」
星合の空8

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